たとえ厳しい言われ方ではなかったとしても、上司や先輩の一言一言に過剰に反応してしまい、自身を否定されているような心持ちになるというケース、少なからず耳にするものです。そのような状況から脱するにはどのような手を打つべきなのでしょうか。今回のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』では、世界的なコンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんが、読者から届いたそんな相談に真摯に回答。身につけるべき「7つの考え方」と実践すべき「3つの取り組み」を具体的に紹介しています。
上司や先輩から何か言われると、「お前はバカだ」と言われているような気がして、気が滅入ります
Question

社会人3年目ですが、上司や先輩から何か言われると、「お前はバカだ」「そんなこともできないのか」「いったい何度言わせるんだ」「お前なんかここにいる資格はない」と言われているような気がして、辛いし、気が本当に滅入ります。高校時代に野球部で頑張り過ぎたせいもあり、大学は二流大学に三浪で入学し二留しました。何とか卒業して意外にも上場企業に入社できたのは本当にラッキーだったのですが、逆にそのために劣等感にさいなまれています。こんなところに来るんじゃなかったと日々悔やむのが、結構辛いです。特にきついことを言われていなくても同じで、このままだとうつ病になりそうです。どうしたらいいのでしょうか。
赤羽さんからの回答
ご相談どうもありがとうございます。こういうご相談を頻繁に聞きます。つまり辛いのは、相談者さんだけでは全くありません。
高校時代に野球部で頑張られたのは、素晴らしいです。ぐだぐだ言っている上司や先輩には全くできなかったことです。
彼らの言葉に平気になるための考え方ですが、
- 彼らに特に悪意はない、普通に仕事の指示をしたり、話をしたりしているだけだと考える
- 彼らの言葉が少し強く感じても、そこに特に意味はないと考える
- 自分が人一倍感じるのは、感受性が優れていていいことなのだと考える
- 大学のよしあしは、高校でどのくらい受験勉強をしたかで決まると考える
- 高校の野球部で頑張ったことは一生の勲章だと考える
- 高校の野球部の猛練習に耐えた自分は、どんな苦労でも平気だと考える
- 上司・先輩の言葉が少し痛い、辛いと考えたら、彼らが自信がないからだと考える
というふうに普段から考えるようにしてみてくださいね。
これだけで、基本的な姿勢がかなり変わるので、上司や先輩にどう言われても、何を言われも、割と平気になっていきます。
それに、上司・先輩に比べて圧倒的に体力があり、根性がありますので、有利です。
心配せず、力をつけていきましょう。
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