現役精神科医だってやる気が出ない日もある。そんな時どうしているのか?

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やる気が続かないというお悩み相談が、メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生のもとに届きました。果たして先生はどんな方法でやる気を継続させているのでしょうか?

「やる気」がなくても成功する方法!システムだけでフル稼働!

こんにちは、ゆうきゆうです。

元気でお過ごしでしょうか?

前にこんなお悩みをいただきました。

「僕はやる気が続くことがありません。何かやる気を続けるための方法を教えて下さい。」

これは永遠のテーマなのではないでしょうか。

ここで重要なのは「やる気を高めようと思うな」という話です。

■ 生物に学ぶ、自然な「やる気」とは?

やる気というものは、誰もが持ちたいと思うでしょう。

しかしながら、それを重要視しすぎて、やる気というものをいかにも炎、ガソリン、エネルギーのようなものだと考えて、ずっと高まっているような状態を理想として考えたらいけないということを言いたいです。

重要なのはやる気ではなく、システムを作るということです。

というのも人間は生物であり、生物は1個のスタンスやエネルギーをずっと持ち続けるのはきついと考えます。

子供の頃よく自宅の近くの動物園によく行っていました。

そして、その動物園に爬虫類館というのがあって、ワニや大きいカメ、ヘビとかがいるんですよ。

一応安全になっていて、人間が歩く所はちょっと高い位置で、上から見るとカメとかワニとかヘビがいるのですが、彼らを見ていると全然動きません。

全然動かないので、「ワニの檻に入っても食べられないのかな」と親に言ったのですが、「入った瞬間にバクっと食べるからやめなさい」と言われたというエピソードがあります。

何が言いたいかというと、爬虫類たちは基本動かず、エサがきた瞬間にバクっと動くということです。

これは生物として当然というか、爬虫類が「俺はエネルギーが多いんだ」とか言って動いている姿をあまり想像できないというか、そうすると無駄なエネルギーになってしまうので、基本は動きません。

すなわち緩急がはっきりしているんですね。

生物には結構そういう所があって、イヌやネコもお家にいる時はだらだらして、「散歩行くよ」と言った瞬間に走り出すという感じで緩急がはっきりしているのが生物の本質であると考えます。

そしてそれは人間であっても一緒です。

すなわち、それは情熱的な瞬間もあれば、落ち着く瞬間もあって当然だということです。

毎日のようにやる気をもつというのは理想的に思うかもしれませんが、それは生物にとって不自然で、そう考えてそれを理想化するのはあまりよろしくありません。

逆に言えば、やる気が落ちている時もあると思うので、その時に無理してやる気を湧かせようとか、もしくはやる気がない日に「俺何でできないんだろう」「やっぱり3日坊主だ」と、そこまで落ち込む必要はないと考えます。

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