4.日本のミッションは何か?
米国は世界をリードする、というミッションに基づいて行動していた。しかし、現在は国家より巨大な力を持つ企業が存在している。国家予算以上に資産を持つ企業があり、グローバルな経済活動を行っている。その財力で政治家をコントロールし、グローバル企業が利する政策を決定しているのだ。
トランプは、グローバル企業から国家の支配権を取り戻そうとしている。
中国は、世界に共産主義を広め、世界共産革命をミッションとしている。そのため、安定より混乱を望み、軍備を増強し、隣国を恫喝している。迷惑至極な話だが、ミッションは明確なのだ。
日本のミッションは何か。世界とどのように向かい合っていくのか。世界を支配したいのか。友好国を増やし、英連邦ならぬ日本友好国連邦を組織化し、それらの国を支援すればいいのか。あるいは、海外と関わらず、独自の文化を守り、静かに暮らしていくのか。
トランプが大統領に就任すれば、日本は自立を余儀なくされる。チャンスでもあり、重い課題を背負うことにもなるだろう。
編集後記「締めの都々逸」
「口は悪いが 戦争しない 不死身の男だ トランプだ」
私、トランプのTシャツを買ってしまいました。星条旗の下でこぶしを振り上げているイラストのTシャツ。あれで、大統領はトランプと確信しました。
マスコミも知識人もトランプが大嫌いという人が多いようです。かく言う私も最初の頃はトランプが嫌いでした。攻撃的だし、品がない。しかし、米国の景気が上向き、製造業回帰の可能性が見えてきた段階で「トランプは公約を守ってるじゃん」と気が付きました。
さわやかな弁舌でノーベル平和賞まで受賞しながら、戦争を引き起こしたオバマとは豪い違いです。そして、マスコミも知識人もオバマは好きなんです。不思議ですな。洗脳されているんじゃないか、なんて思ってしまいます。ということで私はトランプ支持。いずれにせよ、いばらの道です。頑張りましょう。(坂口昌章)
この記事の著者・坂口昌章さんのメルマガ
image by: Jonah Elkowitz / Shutterstock.com









