ただし「すり抜け大地震」にはご用心!
南海トラフ地震の脅威に対して、意外なほどの冷静さを見せているソシャゲ勢。
今回ご紹介したブルアカ民にしても、現在は各種報酬が美味しい“カードめくりイベント”のほうに夢中で、「即シャッフル教と全めくり教の間で論争が起こっています」(ゲーム系ライター)とのこと。水や食料を買い占めている場合ではないようだ。
ただ、パニックにならないのは素晴らしいことだが、行き過ぎた楽観には危険も潜んでいるかもしれない。
先のネットメディア編集デスクが指摘する。
「ピックアップガチャの確率だけを引き合いに、大地震のリスクを低く見積もりすぎるのはちょっと危うい面もあるかもしれません。
たとえば、ブルアカのピックアップキャラ排出率は0.7%ですが、☆3生徒全体の排出率となると3%。さらにこれが周年ガチャでは6%にまでアップするわけです。先の3.5周年ガチャでも、お目当ての『ホシノ(臨戦)』や『シロコ*テラー』がまったく出ないわりに、同じ☆3生徒の『セナ』だけは出まくった、という先生が少なくないのでは?
ソシャゲではこれを“すり抜け”と呼びますが、地震も同じではないでしょうか。日本は地震大国であり、世界で発生するM6以上の地震の2割が我が国周辺で起きているとも。ということは、南海トラフ地震にかぎらず、日本のどこかで大きな地震が起こる確率で言えば、1年中☆3生徒確率6%のお祭り状態とも言えるわけです」(ネットメディア編集デスク)
たしかに、南海トラフ地震に気を取られているうちに、想定外の地域で大きな地震が発生したらシャレにならない。過去に何度も“地震警戒エリア”の空白地域で大地震が起こっていることを考えると、やはり大事なのは日頃からの備えということか。
日本に住んでいる限り、地震のリスクからは逃れられない。パニックにならないよう、かといって正常性バイアスにも支配されないよう、適切な防災を心がけていきたいものだ。
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image by: ブルーアーカイブ -Blue Archive-(ブルアカ)









