辛坊治郎氏が激怒「南海トラフ地震デマ」を垂れ流した国と学者の末期症状。地震雲より信用できぬ「臨時情報」のヤバい正体

20240820JiroShinbo_eye
 

宮崎県日向灘を震源とするM7.1の地震発生をうけて8日に発表され、15日に「呼びかけ期間」が終了した南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)。お盆休み中とあって防災対策推進地域の観光地は大きな経済的損失を被りました。この政府の一連の対応に対して「アタマがおかしいレベル」と憤りを隠さないのは、元読売テレビアナウンサーでジャーナリストの辛坊治郎さんです。辛坊さんが「地震雲のほうがマシかもしれない」とまで言う「南海トラフ地震臨時情報」のデタラメぶりとは?(『辛坊治郎メールマガジン』より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:辛坊治郎メールマガジン 第700号 8月16日発行「南海トラフ地震」

わが国の「南海トラフ地震」煽りは「アタマがおかしい」レベル

先週末、瀬戸内海の島めぐりをしていて、宿の主人に「キャンセルが出たから、部屋をグレードアップしてあげる」と言われました。

もちろんキャンセルの理由は、「南海トラフ地震臨時情報」の「巨大地震注意」が出たからです。

8月8日に起きた地震の震源地周辺で今後しばらく地震が頻発するのは当たり前ですが、地震による津波発生を恐れて瀬戸内海の民宿の予約をキャンセルするのは「アタマおかしい」レベルの話だと思います。

今回の臨時情報で、和歌山県の白浜や三重県の伊勢界隈で海水浴場を閉鎖したところがあるようですが、これまた同様に「アタマおかしい」レベルの行動です。

その後、気象庁は「ひずみ計などに特段の変化は見られない」などと情報を発信していますが、そもそも「ひずみ計」が地震の予知に役立った話は聞いた事がなく、日本の地震学者と役所はオカルトレベルの情報を垂れ流し続けているのが現実です。

今回の地震の後にSNSなどで「地震雲を見たからもうすぐ大地震が起きる」等の情報を流している人が一部マスコミに批判されていますが、気象庁や地震学者の根拠の無い「注意情報」を垂れ流すマスコミも実はSNSの糞共と同罪でしょう。

もしかすると地震雲の方が、経験則で根拠がある分、マシかもしれません。

この記事の著者・辛坊治郎さんのメルマガ

初月無料で読む

print
いま読まれてます

  • 辛坊治郎氏が激怒「南海トラフ地震デマ」を垂れ流した国と学者の末期症状。地震雲より信用できぬ「臨時情報」のヤバい正体
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け