視聴率が獲りたい、自分たちの好きに撮りたい。日テレにセクシー田中さん事件の反省なし
その時から12年、欽ちゃんの「絶対断ってるもん!」に納得するとともに、日本テレビのドラマ製作スタッフたちの意識の低さに心配さえしてしまいます。
視聴率が獲りたい!自分たちの思い通りに撮りたい!…そのためには原作者でさえ現場介入を許さないという現状に…。
ただこの騒動に、私には何とも気になってしょうがないことが浮かんできます。
それは、自分の知らないところでドラマ化されている事実を知らない欽ちゃんに、誰も気づかせることができなかったのかという疑問です。
『仮想大賞』のスタッフはじめ、一緒にMCをやっている香取慎吾、東貴博やナレーターを務めた草彅剛も、キャスティングからクランクイン、撮了まで、少なくとも約2ヶ月はあったはずなのに、なぜ欽ちゃんの耳にその話が入っていなかったのでしょう。
“当然、欽ちゃんの許可を取っていると思っていたから”ということだったのでしょうか…。
日本テレビは原作者と脚本のトラブルで、社内特別調査チームまで立ち上げ、報告書では再発防止を誓っています。
それが前代未聞のこの騒動…現場のスタッフたちの意識は何も変わっていないということなのでしょうか…。
プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
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image by: 24時間テレビ|日本テレビ