石破総理を操る黒幕「米外交問題評議会」は新NISAをどう“利用”してきたか?日米選挙後にトレンド大転換も

 

「ハリス大統領」誕生でも円高トレンドに

ではハリス大統領となった場合はどうでしょうか。

バイデン、ハリスを支持するCFRとしては、財政引き締め・金融緩和の組み合わせを希望しますが、よほど中国が危機に瀕さなければ、日銀の利上げを強硬に抑え込むことはないと見ます。

現に、植田総裁はこのCFRの圧力の中で、マイナス金利の解除、追加利上げを実行しています。

シュワルツマン氏が投資家代表として緩和継続を望むとしても、それは市場全般の声の1つにすぎなくなります。

日銀の「正常化シナリオ」は崩れていない

石破新総理の考えが大きく変わったことに多くの批判が出て、石破総理自身、その反響に驚き、発言の再修正も多くみられます。日銀への圧力ともいえる発言もトーンダウンし、直後には「基本的には植田総裁と同じ認識」と言っています。基本は日銀の考えで動けることになっています。その日銀も市場の反応に驚き、円高株安を引き起こした原因が日銀にあるとの批判を意識せざるを得なくなっています。

実際は、円高も株安も、その後の米国雇用統計の弱さから米国景気不安が生じ、日銀の利上げ当日の市場はむしろ株高で反応しています。米国景気不安が金利や株を動かしたのですが、メディアや市場は日銀の利上げのせいとの見方が多くなっています。

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