日本の探偵が海外で調査する……いったい何を調べているのか、気になりませんか? 今回のメルマガ『探偵の視点』では現役探偵の後藤啓佑さんが、海外での仕事内容を紹介してくれています。
探偵が「海外で調査する」って一体なにを調べるの?
今回は、自分が海外のいるのもあるので海外調査についてです。
「探偵が海外で調査をするって、一体なにを調べるの?」
これはよく聞かれる質問です。
結論を言うと、お客様が法人の場合は2パターン。
1つは、海外に工場や支店を持っていて、そこで横領などのトラブルが発生。横領であれば、現地にて横領犯の動きを把握するための行動調査を行います。
そしてもう1つは、社内の重要人物の出張を監視するパターン。
日本から一緒にその人物に付いていき、どこで何に経費を使ったのか?誰と会ったのかを確認します。
このパターンは、行き先がわかっている場合は難易度が下がりますが、わかっていない場合はかなり難易度アップ。ホテルまで電車なのか?誰かが迎えに来るのか?タクシーなのか?異国で様々な状況に対応しなければなりません。いずれも、日系企業からの依頼です。
そしてお客様が個人の場合、ほとんどが駐在員の浮気調査になります。現地で浮気していないか?奥さんからの依頼ですね。当然国によってやり方は変わりますが、押さえるポイントは変わらず。密室への出入りですね。
この3つのパターンが、基本的には僕が海外でやる調査の内容です。失敗できない状況しかないので、プレッシャーは日本の調査の倍ではききません。それでも、今までの全ての海外調査はミッションコンプリートできているので、土壇場に強い探偵というのは自信ありです(笑)
行き先で多いのは圧倒的にタイ、フィリピン、台湾、ベトナムですね。問い合わせが多いのは中国ですが、今は少々危険な雰囲気なので断ることが多いです。
いかがでしょうか。
海外調査はハラハラしますが、完遂したときの喜びには素晴らしいものがあります。海外で僕を見かけた時は、視線の先には対象者がいるかも。。。
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