難しいのは、食パンやバゲットなどの日常用の商品です。
どれだけ美味しくても、高ければ売れません。
高級食パンのブーム終焉を見れば、明らかなことです。
毎日の食パンに、800円、1000円は出せません。
しかし、平均的な価格であれば、買ってくれます。
食パン・バゲットは原価が低いので、利益は見込めます。
ただし、PRが必要になります。
パン屋さんは菓子パン・惣菜パンがメインなので、お客さまはそちらにばかり注目します。
なので、高級食パンのようなイメージ戦略が有効なのです。
特別な食パン、なのに高くない。
ここをアピールしていけば、利益率の高い食パンが売れるようになるのです。
食パン・バゲットが売れるようになれば、菓子パン・惣菜パンの利益率が低くても、経営的には安定させることができます。
食パン・バゲットで高効率な利益確保を狙い、菓子パン・惣菜パンでお客さまを引き寄せるのです。
これが、パン屋さんの閉店危機を乗り越える、ひとつの策だと言えます。
image by: Shutterstock.com