元AKB48小嶋陽菜“襲撃”は計画的犯行か。現場周辺を見た芸能記者が気づいた「なぜこじはるは狙われたか?」最悪の事態もあり得た事件のウラ

2024.11.07
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“こじはる”こと元AKB48の小嶋陽菜さん(36)が、渋谷スクランブル交差点近くの路上で、ファンに後ろから抱きつかれ押し倒された暴行襲撃事件。小嶋さんは直前に写真集発売を記念する書店のイベントに出演しており、ビルから出た一瞬の隙を突かれて被害に遭いました。実際に犯行現場周辺をチェックした芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは「こじはるの動線を事前に把握したうえでの計画的犯行に思える」と指摘。芸能人が“暴走したファン”から身を守る方法はあるのでしょうか?

こじはる危機一髪!渋谷での暴行は「計画的犯行」か

“昭和生まれのメンバー”最後の1人となり『AKB48』を卒業、現在はライフスタイルブランド等を運営する会社のCCOとして活躍する“こじはる”こと小嶋陽菜が、東京・渋谷で襲撃される事件が起きました。

当日の10月28日は、自身にとって9年ぶりとなった写真集の“お渡し会”が開催され、そのイベント終了後に書店から出てきたこじはるを、物陰から飛び出したファンが押し倒したということです。

事件発生直後、私も現場に行ってみたのですが、タレントが建物のどこから出てくるのかをしっかりと把握した上での計画的犯行という印象を持ちました。

芸能記者をやっていれば、書店やライブ会場、テレビ局やスタジオ、ホテル等の“タレントの動線”はしっかり把握しています。

動線を把握するというのは具体的には、“この会場(現場)ならここから入って、ここから出てくる。お忍びだとするとスタッフや機材の搬入搬出口はあそこだから…”といった確認です。その後の追跡取材や、一瞬のチャンスを捉える“近影”撮影のため、カメラマンがベストポジションを確保するのにも必要な情報となります。

早めに現場に入ってその周辺を探ったり、特殊な場所だとしたら、前日から現場周辺を下見したりすることもありました。

心配される、入山杏奈のメンタル

この事件の一報を聞き、私は数日ほど前、何となく観ていたテレビに出ていた、元『AKB48』の入山杏奈の顔が浮かびました。

ファンならずとも“アイドル襲撃事件”として衝撃的な事件でしたから、憶えていらっしゃる方も多いのではないかと思います。

今から10年ほど前、岩手県で開かれた『AKB48』の握手会で、刃物を持ち込んだファンに襲われ、入山と川栄李奈、彼女たちを守ろうとしたスタッフ3人が、骨折や裂傷などの大ケガを負った事件です。

目をつぶれば、しばらくして復帰してきた彼女たちの、痛々しいギプス姿が浮かんできます。

入山は右手小指の裂傷と骨折、頭部の裂傷という大ケガでした。

私はこじはるのニュースを聞いた、入山のメンタルが非常に心配になりました。

私が見たのは『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』のプロモーション的番組だったのですが、収録に支障がなかったのか、とても気になりました。

今考えれば恐ろしいシチュエーションだと思えますが、岩手の事件が起きたころの『AKB48』は“全国握手会”なるイベントを繰り広げていて、会場によってタレントは違いましたが、シングルCDに付いてくる“握手券”を手にできたファンなら誰もが参加できたイベントでした。

当時の報道では、1人のタレントに1つのテントと、その行列の区画整理を施した会場には100人を超える警備員やスタッフが配備され、“握手券”を持った人には事前に両手を広げてもらう身体チェックだけ行われ、手荷物検査もアトランダムに行われたり行われなかったりしていたと伝えられていました。

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