ホンマでっか池田教授が、家庭菜園で虫や猿による「被害」に気付いてしまった理由

 

オクラとアスパラは植える場所がなく、庭の隅に適当に植えておいたので、上手く育つかどうか分からない。オクラはまだ小さくて花も咲いていないので、8月になってから収穫できるようになるのかしら。アスパラはどちらにしても来年以降の収穫なので、忘れた頃にひょっこりと芽を出すかもしれないが期待薄だ。

期待して庭の一番いいところに植えたのは大玉トマトと中玉トマトと赤いガブリエルとトウガラシである。庭を耕して苦土石灰をまき堆肥を入れて新しい野菜用の土を被せ、マルチ(薄い黒いビニールの被覆材)を被せ、2週間放置してから植えたのである。期待にたがわず、暫くすると苗はどんどん生育して、トマトには黄色い花が付いて小さな実が成ってきた。大玉トマトは、1房に実を3つから5つ位にして、後は摘果してしまい、房は下から5段までで、その上は摘心してしまった。丹精込めて作った甲斐があって、青い立派なトマトが育ってきた。

一番下の房がうっすらと色付いてきて、そろそろ収穫できるかなと思った次の日の朝、トマトが下に落ちて何者かに食べられていたのである。一昨年、エダマメをサルに食べられたことがあった。中の豆がふっくりとしてきて、そろそろ穫り頃かと、エダマメを見たら、中の豆だけないのだ。隣の奥さんに、さっきサルが来て食べてましたよと教えられて、サルの仕業だと分かったのである。中身だけ食べるとは、猿知恵恐るべし、と感心したーーー(『池田清彦のやせ我慢日記』2024年7月26日号より一部抜粋)

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