斎藤知事「当選取り消し」か!?フィーバー仕掛け人の美人社長・折田楓氏に公職選挙法違反の疑い…“女ゲッベルス”の選挙戦略に批判殺到

2024.11.22
by 東山ドレミ
 

折田氏の証拠隠滅を許さない“SNSとネットの力”

X(旧Twitter)では、折田氏を“女ゲッベルス”と批判する声があがりはじめた。大胆で洗練された宣伝手法や脱法的姿勢が、令和の今にドイツ第三帝国のプロパガンダを想起させるのだろう。

その折田氏は現在、noteの記事内容を修正したり、会社のWebサイトから取引先一覧を削除したりと炎上対応に追われている。だが、折田氏が慌てて取り下げた記事や資料の原本は、ネット有志やジャーナリストによって、ほぼすべてが保全されている。こうなると、もう削除するのは絶対に不可能だ。

すでに、修正前と修正後の差分チェックから疑惑の論点を抽出、整理しようとする動きが始まっている。兵庫県警や選挙管理委員会への“電凸”(電話による通報)も行われているようだ。

どこから資金が出ているわけでもない、これらの動きもまた“SNSやネットの力”と言える。

50代のネットメディア関係者は言う。

「折田さんに対して、まるでゲッベルスみたいだ、という声があがるのは、いちネットユーザーとしてすごく納得がいきます。今回の兵庫県知事選、『SNSの勝利』といえば聞こえはよいですが、実際には、これまで家のポストに投函されていた怪文書の流通ルートがネットに置き換わっただけで、『嘘も百回言えば真実となる』式の昭和臭いデマがたくさん拡散されました。

あの知事選をみて、『SNSの勝利』を叫ぶ人は、ネットというものに対する感覚が、それこそ90年代~ゼロ年代初頭のインターネット黎明期で止まっているのではないでしょうか?人々が無邪気に集合知の可能性を信じ、ほとんど無償で情報を発信していた牧歌的な時代なんて、もう遠い過去でしょう。今のSNSは当時とは真逆で業者と広告だらけ。人々の善意なんて、よほど探してもまず見つからない状況です。そういう実状を理解していないのでは?と思ってしまいます。

さらに、怪しかったのは情報の中身だけではありません。斎藤陣営がYouTubeで動画を公開すると、またたく間につけられる多数のコメント。なぜあのユーザーたちは多くがデフォルトのアイコンだったのでしょうか?ヤフーニュースについていた大量のコメントや、Xでの斎藤陣営に有利な記事のリポストもそうです。単なる草の根から発生した善意のブームとは考えにくい、あまりにも“大規模すぎる感じ”“統率されすぎた感じ”が斎藤フィーバーには確かにありました。でも、実はその中心に『merchuの折田楓』さんがいたというなら、ああ、なるほどそういうことだったかと、やっと納得できる気がしますね」(ネットメディア関係者)

これまでの人生の大半をオンラインで過ごし、数々の“祭り”をリアルタイムで体験してきた古参のネット民が、斎藤フィーバーに抱いた素朴な違和感だ。むろん確たる証拠はない。だが今も「あれだけ沸いていた斎藤支持の声が、選挙後に突然、激減するのは通常の祭りでは考えられず、不思議というほかありません」(前同)と感じている。

一流のプロパガンディストは、その時代の最先端の道具を駆使する。もしゲッベルスが現代に生きる人物なら、レコードやラジオやテレビには目もくれず、SNSやYouTubeに目を輝かせただろう。「今どき紙のデア・アングリフなんて誰が読むんだ!ぜんぶバカ向けのショート動画にしろ」と指示を飛ばしたかもしれない。だが、いくらツールが新しくても中身まで正しい保証はない。

さて、“女ゲッベルス”こと株式会社merchuの折田楓氏は、この窮地をどう切り抜けてみせるのだろうか。しばしお手並み拝見といこう。

image by: note – 折田 楓

print
いま読まれてます

  • 斎藤知事「当選取り消し」か!?フィーバー仕掛け人の美人社長・折田楓氏に公職選挙法違反の疑い…“女ゲッベルス”の選挙戦略に批判殺到
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け