いったいどうやって?驚異の営業利益率42.3%を叩き出した企業の秘密

 

■接客が差別化になると実感

上記をやる事によって有難い事に「入電数」は想定通り。

しかし。

そこから物凄く大変な問題がありました。

それはお客様も「ケータリングって何?」から始まるので、1件決まるのに10件以上のメールやり取りが必須という事。

毎月40案件くらいが今後の分も含めてやり取りが続く。それに対して10件以上のメールなので、400やり取りくらいあるという事。

これはめちゃくちゃ大変!! しかし、これは多分どこの企業でも出来ないなと。

言い換えれば、ここの差別化ができれば勝てる!と判断し、そこへの投資も強化されました。

■接客を差別化する為にやったこと

・初動は当日中に

・見積もりも当日中に

・コンセプトブックは競合よりも魅力的に

・メール返信は24時間以内

・やり取りが止まれば7日でフォロー

ここをやり切れる形に変更されました。その為、まずは顧客基盤のシステムを導入。

最初は「皆でフォロー」も考えましたが困難なので「CS部隊=お客様対応」を絞り込み、その上で上記をやり切る形に。

結果。

「他の企業さんメール返信とか全然なくって」

「他の企業さん融通何も効いてくれなくて」

このようなお困りごとを解決する事で、「決定数」もラグがありましたが目標を達成しました。

■商品の変化

また、商品としての変化もありました。

予算帯としては正直変わっておらず、ドリンク込みの税込5,500円くらいです。以前より数百円上がったくらいです。

昨年辺りは「個食カッププラン」が売れましたが、今は売上構成比率的に20%程度です。

残しても良いですが、製造効率はもちろん悪化するので、その手間賃は売価に乗せても問題ありませんでした。

また今すごく伸びているのが「一部ビーガン・ベジタリアン」の対応です。

全食全てがビーガンやベジタリアンの案件は海外案件くらいしかありません。

しかし「10名分だけ。。」みたいな形の一部ビーガン・ベジタリアン案件を見ると、全案件のうち50%がそれに占めていました。

そうなると、ここの強化をしないと「飽き」が来るなとそこのMDは強化。

ただ。

自分達でそのメニューを作ると、製造効率が著しく悪化してしまいます。

それが今は便利な時代、ちゃんとそれの仕入れサイトがあります。

その為、そのタイプの商品を仕入れ、最終の加工・味付けを自分達だけにする事で生産性をキープされましたーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2024年12月2日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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