台本を厳重に保管する役者、破り捨てる女優、それぞれの言い分とは?
今回の出来事で、私はあらためて“役者さんたちは仕事を終えた台本をどうしているのか”が非常に気になってきました。
多くは自宅や事務所で大切に保管、保存されているようで、中には倉庫まで借りて厳重に保管していらっしゃる役者さんもいらっしゃいました。
ただ、それとは逆にまったく執着をみせない方もいらっしゃって、例えば松重豊は、撮了とともに台本を破り捨てるとか、北川景子は“「私に過去はいらない!」とシュレッダーにガンガン放り込んでいる”と夫であるDAIGOが話をしたりしていました。
“保管しておくと、第三者に転売されたり悪用されたりする”からというのがその理由です。ただ最近は“紙の台本”から“データとして送られてくる台本”に変わりつつあるという話も聞こえてきます。
これなら保管場所に困ることもなく、芝居が終われば、データとして保存したり、一括消去できるというわけです。
さて今回、有村の流出した使用済み台本の中に『コーヒーが冷めないうちに』が見当たらなかったことに、私個人としては少しだけ安堵しています。
真夏のロケが中心だったこの撮影に、私は何度も足を運んだことがあったからです。
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日傘を差しながら、スタッフたちと打ち合わせをする有村が、自分の台本にどんな書き込みをしていたのか…今でも時々思い出すこの光景が、とても懐かしく浮かんできました。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
image by: 티비텐, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons









