なぜ、敏腕飲食コンサルは「2024年のニュース」を振り返るべきだと語るのか?

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早いもので今年1年間を振り返る時期になりましたね。あなたのお店は不調、好調どちらだったのでしょうか。流れを掴んでおいて、来年に備えることが必要だと語るのは、外食・フードデリバリーコンサルタントの堀部太一さん。堀部さんは今回のメルマガ『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』の中で、来年のためにも「今年あったこと」をさまざまなニュースから振り返っています。

外食産業マーケティング、2024年の総振り返り

1年を振り返ると一瞬。ただ「流れ」を掴んでおくと翌年の計画も立てやすいです。

好調な時も、不調な時も、それはあくまでも流れなもんです。これは内部環境も外部環境も。

今年はどんな1年だったのか。見るべきニュースから振り返っていこうと思います。

■1月

・北陸応援割

・給食業の相次ぐ倒産

・行列店のファストパスサービス開始

・賃上げのための値上げ広がり

事故に震災と暗い雰囲気でスタートした2024年。給食業の倒産が印象的ですが「値上げできないと潰れるだけ」が遂に到来。

反面、値上げの為の手段がファストパスのように選択肢が増えたのも実は今年でした。2025年には導入店舗も増えそうですね。

■2月

・中国以外の販路確保へ

・インバウン丼が話題に

・サイゼリアもモバイルオーダー導入

川上の領域においては中国の輸入規制の影響が色濃く出ましたよね。これは2024年の累計で見ても大きなものでした。

同時にインバウンドは絶好調で、いよいよ振り切った価格が出てきました。

食べない人の不満など関係なく、目の前のお客様の満足度がどうか。一気に柔軟な価格が広がっていきましたね。

■3月

・すかいらーくセルフレジ2,400店に導入

・牛丼チェーンの深夜料金導入

・クレジット決済手数料値下げに向けて動き出す

省人化と単価アップ。これが益々進んでいますね。特に深夜料金が好意的に受け入れられたのは牛丼業態以外でも良い流れでした。

また昨今安くなってきたクレジット手数料も、実は動き出したのが3月なのでそう考えると実装にはタイムラグがありますね。

■4月

・カカオ豆価格の大幅高騰

・交際費5,000円→10,000円

・雇用保険週10時間から

・メルカリハロ急成長

交際費のアップは4月には影響小さかったですが、12月には確実に法人系の単価が上がっており、これは良い流れですよね。

来年の3-4月に向けても中心価格の変化は是非とも進めて欲しいなと思います。

またこの時期にはまだ雇用保険の注目が薄かったのを感じます。やっと注目が集まってきたのは良い流れです。

■5月

・外国人向け二重価格が話題

・オレンジ高騰

・Stera tapスタート

・日本版ライドシェア

カカオ、コーヒー、オレンジと馴染みの良い輸入食材の金額が上がり切り、この辺りは仕入価格にかなり影響を及ぼしました。

また5月からクレジット1.98%の発表があり、やっと業界に競争が始まり出しましたね。

日本版ライドシェアは引き続き残念な感じです。

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