原因として、ワイズマン氏は、
1.現実逃避をして、目標を達成しようとする努力を怠ってしまった
2.途中で遭遇する挫折に準備しなくなってしまう
と、言っています。
ダイエットできた自分をイメージだけして、食事制限などの努力もせず、おいしいものがあるとつい食べてしまう。就職活動で内定をもらって喜んでいるイメージだけして、面接の練習もせず、希望している企業を調べもしない。
だからこそ、大きすぎる目標を持ってイメージしてしまうと、現実が見えにくくなり対策を怠りがちなので危険なのです。
そのためには、大きな目標立てるだけではなく、途中途中での小さな目標も複数立てて、これらの小さな目標を達成しながら大きな目標を実現していくのです。
目標は小さいほど現実味を帯やすくなります。
自分の現時点での能力や立ち位置と、目標との乖離が把握しやすくなります。その結果、危機意識を持つようになったり、具体的に何をすればいいのかが見えやすくなったり、何より行動に移す際のハードルも下がります。そして挫折もしにくいです。思ったよりも難しいとなっても、目標が小さければ何とか頑張る気も起きます。
さらに、人生で勝利を味わって来なかった場合には、小さな目標達成をすることで、勝ち癖をつけることもできます。
行動することで、成功できるという体験を積むことができます。
私は、受かれば必ず合格する偏差値30の高校、夜間の定時制大学、しかも留年をしてブラック企業に就職しました。簿記の知識はゼロ。いきなり、「税理士になる!」と成功イメージを描いただけでは、この実験どおり、失敗に終わっていたことでしょう。
そこでまずは、ーーー(『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』2024年12月26日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)
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