ペットだって大事な家族の一員。高齢になってくると、病気にもかかりやすく、いつ何が起こるかわからない不安に駆られますよね。より一層のケアと愛情が必要です。『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』の著者であるしんコロさんは、愛猫・ティーちゃんとの幸せを噛み締めつつ、大切な家族との日々の中で心掛けていることはどんなことなのでしょうか?
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:ティーちゃん近況
愛する高齢猫との大切な日々を思い出に収めたい
さて、2025年しょっぱなのティーちゃんの近況です。まずはじめに、非常に大切なことを言いますので、皆さんしっかりと受け止めて下さい。新年明けて目覚めてティーちゃんと向かい合って僕が感じたことです。
「なんとかわいい!かわいすぎる!大好き愛してる!」以上。
ティーちゃんも今年で15歳を迎えることになりますが、相変わらずプリティーのプリプリのプリッとした感じです。これまでにかわらず溺愛しています。
ということで、新年のティーちゃんは「激カワだった」というのがヘッドラインニュースですが、先日身体検査につれて行きました。ティーちゃんもシニアなので、体調が色々と気になるところです。獣医に行くのはティーちゃんは好きではありませんが、あくまでもフレンドリーなティーちゃんは診察台の上でビビリまくりながらも、獣医や技師の方がティーちゃんに触れると「ゴロゴロ」と喉を鳴らしていました。ティーちゃんのこのフレンドリーさーは彼女のすごいところです。人を怖がることはありますが、基本的に信頼しているようで、僕と出会う前のにゃん生で人から怖い思いをあまりしたことがないのだろうと思います。あとは、やたらフレンドリーなのはティーちゃんの根っからの性格もあると思います。
さて、血液検査と尿検査を行い、結果が翌日に戻ってきました。結論から言うと、腎臓病のボーダーラインです…。腎臓病の一歩手前といったところで、あくまでも正常値の中にはいるけれども、あと少し悪化したら腎臓病の始まりといった状態です。これは心配していたことではありますが、どうしても避けられないのが残念です。2年前に腹部エコーを行った時に腎臓の皮質と髄質の堺がぼやけてきたのがわかり、腎臓が徐々に弱ってきているのは知っていました。高齢の猫の永遠の問題で、ティッティもしおちゃんも腎臓が悪くなるという道をたどりました。ティッティとしおちゃんのケアをしていた時のことを思い出すと、ティっ子も同じような状況にいずれなってしまうのかと思うと胸が押しつぶされるような思いになります。
一方で、腎臓に負担をかけないようにウェットフードを与えたり、腸内細菌叢を整えるサプリメントを与えたり、Omega-3などの必要な脂質を与えたりなどしながら、できるだけ健康を保つケアをしています。ティッティの時も、しおちゃんの時も、その時々で最善だと思うことをしてきたので、これからもさらにシニアになるティーちゃんにもできるだけのケアをしてあげることは間違いありません。
毎日ティーちゃんとべったりくっついて寝ることに幸せを感じていますが、シニアになったティーちゃんともできるだけ思い出を沢山作って時間を過ごしたいと日々感じています。しおちゃんが去ってから写真や動画を撮るということをすっかりしなくなってしまいましたが、ティッティとしおちゃんの生きた証が音と映像で残っていることは今思っても宝であるので、ティっ子との幸せな生活も再び動画に収めていこうかなと感じている今日このごろです。動画を撮られることでティっ子の「幸せ度」になにか変化が起きるわけではありませんが、過ぎゆく時間を捕まえておきたいという僕の未熟な心が、猫たちの姿を動画に収めたいという思いにしてきたのかもしれません。
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