実に素晴らしく心に染み入るトランプの国連での名演説
今年は、このメルマガでもトランプやトランプの行動に言及することが多くなると思いますが、今回はシンプルに以下の動画を紹介して終わりにします。Xへの私のポストにどなたかがリプライで添付してくださったもので、2019年9月の国連でのトランプの演説の一部です。
各国には大切な歴史、文化、遺産がある。それは守り、祝うに値するものです。
どこの国民も自分の国のことを第一に考え、他国の歴史、文化を尊重しよう。
平和を望むなら、自分の国に誇りを持ち、自分の国を愛しましょう。
(トランプ大統領の演説より) pic.twitter.com/TYDgwd5Sj8— fubuki_sakura (@lotl_frodo) March 18, 2023
● https://x.com/lotl_frodo/status/1637020771959840770
それぞれの国には大切な歴史、文化、遺産があり、それは守り、祝うに値するものです。そしてそうすることが我々の可能性や強さに繋がっています。
自由な世界はその国の基盤を受け入れねばならず、それを消し去ったり置き換えたりしようとしてはなりません。壮大で偉大な地球を見渡せば真実は一目瞭然です。
あなたが自由を求めるなら自国に誇りを持ちなさい。民主主義を望むなら主権を保ち続けなさい。平和を望むなら自国を愛しなさい。賢明な指導者は常に自国民を優先し自国を第一に考えるものです。
未来はグローバリストのものではありません。未来は愛国者のものです。未来は主権国家、独立国家のものです。国民を守り、隣人を尊重し、違いを尊重することがそれぞれの国を特別でユニークなものにしているのです。
あらゆる先入観やノイズを取り払って素直な心で傾聴すれば、実に素晴らしく心に染み入るまさに歴史に残る名演説だと思います。
既に、グリーンランドの買収、パナマ運河の返還、メキシコ湾の名称変更、関税の強化、不法移民の強制排除等々、就任前から話題を振り撒いているトランプですが、私はこれらの話は、多くの評論家やコメンテーターが言っているような単なるトランプの後先考えない思い付きやディールの為のブラフではなく、トランプ2.0革命による世界秩序の本格的な再構築に向けて考え抜かれた戦略的な動きだと見ています。
実際のところ、1月20日以降の米国と世界がどのように変わっていくか、このメルマガでも引き続き追いかけて行きたいと思います。
※本記事は有料メルマガ『『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』~時代の本質を知る力を身につけよう~ 』2025年1月17日号の一部抜粋です。興味をお持ちの方はぜひこの機会にご登録ください。
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