業態転換も視野に入れよう。地方都市「居酒屋の人手不足」は工夫次第で何とかなる!

 

■業態案

・昼中心に変更

・厨房は社員という前提を無くす

・社員2名で回せる

・アルバイトさん3名で回せる

これを前提に作り直し。

そのため「天ぷら」業態を選択。

・厨房をぐるっと囲むロの字劇場型

・テーブル席は残す

・注文は券売機

・客単価1,200円

この辺りで収益シミュレーションを組む訳です。ここで2パターン考えました

■パターン1:既存店と同じ売上

月商600万円モデル

必要客数:1日160名

席回転率:3.2回転=160名÷50席

売上 :6,000,000円

原価 :1,800,000円(30%)

人件費:1,392,000円(23.20%)

家賃 :450,000円(7.50%)

水光費:240,000円(4.00%)

消耗品:300,000円(5.00%)

減償 :300,000円(5.00%)

その他:300,000円(5.00%)

営利 :1,218,000円(20.30%)

やはりFLが如何に大切かわかりますよね。

原価に関しては十分30%が可能。今までの仕入力及び地産の野菜などを活用すればロス含めても30%・単価1,200円はいけます。

そして人件費。

上述の通り、社員さん2名とバイトさん3名計算。

それで日販20万円(客数50名の3.2回転)。ロの字カウンター及び半セルフなので、十分に回すことができるんですよね。

同じ売上なのにFLも下がる。そして利益も上がる。

これがやっぱり良いよねという感じに。

■パターン2:既存店と同じ利益

上述の通り、現状の営業利益は約18万円。

売上 :3,710,000円

原価 :1,113,000円(30%)

人件費:1,392,000円(30.88%)

家賃 :450,000円(12.13%)

水光費:148,400円(4.00%)

消耗品:185,500円(5.00%)

減償 :300,000円(8.09%)

その他:185,500円(5.00%)

営利 :182,000円(4.91%)

ここまで減収してもーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2024年1月27日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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