中居・フジ騒動の陰で中国に上納された日本。なぜ岩屋毅外務大臣は「ネット検閲強化」を中国共産党に約束したのか?

 

面倒事を避け臭いものにフタをする「中共しぐさ」やめよ

もちろん、有事法制は、戦争を含む未曽有の危機を「前提」にしたものですから、そこに「戦争の足音」を勝手に聞き取ってナーバスになる人もいるでしょう。さらにやっかいなことに、「政府が戦争を企んでいる」と騒ぎ立てる陰謀論者もいれば、「戦争のことを考えたり自衛力を強化するから戦争が起こるのだ」と信じて疑わない「平和教」の信者も日本には少なくありません。

でも、そういった誤解を抱えた人も含めて議論を尽くし、問題点があるならば改め、できるだけ多くの理解を得つつ、施行し実施するというのが本来の民主主義ではないでしょうか。

面倒事を避け、臭いものにフタをしてはいけません。

透明性を高め、情報や知識を充分に公開し、皆で共有する努力なしに、こっそりと「既成事実」を積み上げ、法律や国家組織などの「権威」で「規則」に従わせようとするのであれば、それは、中共など全体主義独裁政府の手口そのものです。

間もなく施行される「食料供給困難事態対策法」は、おそらく偶然なのでしょうが、「中居・フジテレビ問題」と見事にバッティングしてしまいました。

「ヤフーニュース」などでは一応取り上げていましたが、テレビの「ワイドショー」などは中居君とフジテレビのニュースで手一杯でしたから、取り上げた番組は皆無だったのではないでしょうか。なぜか最近、「通り魔」事件なども多かったですし……。

放送時間が限られている以上、何から何まで報道することができないのはよく分かります。視聴率を稼ぐためには、大衆の興味に合わせて、取り上げるニュースの優先順位を決めねばならないという現実も分かります。それでも、「第四の権力」を委ねられている「業界人」である以上、「報道という公器」に携わっている者としてのプライドを大切にして欲しいのです――(メルマガ『富田隆のお気楽心理学』1月28日配信号「有事法制」より抜粋。この号の他の記事(「大いなる冬」「遊び女」「運命の大輪」)もお読みになりたい方はご登録ください。初月無料です)

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image by: 岩屋たけし公式サイト

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