「業者も渋谷区もウィンウィン」という説明の大嘘
以下に、区の主張する建前上の理由を紹介する。
現在、「渋谷ホームズ」という民間のマンション側とで、「容積適正配分型地区計画」という制度を利用した再開発計画が進んでいる。
この渋谷ホームズ、それに渋谷ホームズと区役所に隣接する区立「神南小学校」も築50~60年と古く、建て替えが検討されていた。
そこでそれぞれ単独ではなく、前出の「容積適正配分型地区計画」を利用すると、高い建物を建てていない余った小学校の「空中権」を渋谷ホームズは利用できる。
そこに持って来て、今回問題になっている区道部分を廃止して渋谷ホームズの敷地を広くし、「高度利用地区」にすると、渋谷ホームズの容積率は現在の倍となり、渋谷ホームズは現在14階建てだが34階建て(高さ150m)のタワーマンションに出来るのだ。
ただし、その代りに、小学校の建て替え工事代金は渋谷ホームズ側が負担する。
結果、渋谷ホームズ、渋谷区双方にとってウィン・ウィンになると区は言っている。
疑惑浮き彫り 渋谷区側「大損」の試算
だが、そんなことはないのだ。この計画に反対する住民側の試算によれば、渋谷ホームズ側の敷地の価値は――――(この続きはメルマガ2/3号でご覧ください。最新2/10号を含む今月配信分をすべてご覧いただけます。公益性、真実相当性があれば相手が大物政治家でもアウトローでも恐れず報じる『アクセスジャーナル』はあなたの支援を必要としています)
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