現役探偵に聞いた。「うまい調査をする探偵」が持っている“能力”って何?

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探偵になるために必要な能力、あなたは何だと思いますか? 忍耐力? 洞察力? 実はもっと必要なものがあるのです。それを教えてくれるのは、メルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さん。調査が上手い探偵に必須の能力とは?

探偵に必要な能力って何?

「探偵に必要な能力ってなんですか?」

これはよく聞かれる質問です。

多くの探偵が最初に思い浮かべるのは、‘’忍耐力‘’や‘’洞察力‘’でしょう。それらは間違いなく必要なものです。

しかしもっと具体的な調査シーンで必要だと思うのはズバリ‘’視力‘’です。

調査というのは、対象者に‘’バレずに‘’張り込み、尾行し、撮影すること。つまり、調査対象者から遠ければ遠いほど、バレる可能性が低くなっていきます。

探偵の視力が良ければより遠くから視認できるので張り込み位置や尾行の距離(これはあまた状況によりけりなころもありますが)を対象者から離すことができます。

そしてもう1つ現実的に‘’高い視力‘’が必要なシーンがあります。

それは「対象者を確定」する際。

シチュエーションとしては情報は対象者の顔写真のみ。退勤の時間、ビルから出てくる何百人の中から、追うべき対象者を確定させる。

僕たちはビルの前で張り込み過ぎ行く何百人のブラックスーツを着た黒髪短髪サラリーマンの中から対象者を発見し、すぐに尾行を開始しなければなりません。

こんな時に必須なのが‘’高い視力‘’なのです。

「目が悪くて対象者かどうか判断できなかった」

「対象者だと思って追いかけたら別人だった」

それで探偵は務まりません。‘’良い目‘’を持っていれば、対象者を見逃す確率は確実に減るのです。

僕自身、現場バリバリの時は目が悪かったので「ICL(眼内コンタクト移植手術)」を施し、0.01だった視力を1.5まで上げました。コンタクトで騙しだましやっていた時と比べ、調査能力が格段に上がったのは言うまでもありません。

僕の探偵の仲間でも、「この人調査上手い」と感じる方々は、ほぼほぼ高い視力を持っています。

探偵に必要なのは‘’高い視力‘’です!!

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後藤啓佑この著者の記事一覧

平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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【著者】 後藤啓佑 【月額】 ¥121/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 火曜日 発行予定

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