年商200億円企業でも悩んだ。なぜ、広告運用ツールはたくさんあるのに難易度が高いのか?

 

■二つ目のルール:長期的な利益確保

LTV×30%>CPO

これがこのご支援先の絶対的にルール。成り立たないなら売上を取れてもやりません。

LTV:顧客生涯価値=組単価×年間平均来店回数×平均継続年数×粗利

CPO:顧客獲得コスト=販促費÷来店組数

例えばこちらのある業態のLTVはこちら。

33,500円=20,000円×2.5回×1年×67%

平均的にご新規様を獲得すると、粗利ベースで33,500円になる訳です。

それの30%。言い換えれば「コストの3倍粗利出して」ですね。

10,050円=33,500円×30%

組単価20,000円なのに、顧客獲得コストが10,050円!?

全く儲からないじゃないか! となりますが、その通りです、1回目じゃ儲かりません。

1年をかけて儲かる形にし、そのお客様が2年目にも来てくださるなら良い高い粗利確保になっていく訳です。

ある程度キャッシュフローが安定しないと出来ない戦略ではありますよね。

過去こんなケースもありました。

別のご支援先でこちらは年商180億の会社さん。ケータリングに新規参入され、初月売上は40万円。2ヶ月目売上も80万円。

それに対して毎月のリスティングが100万円。短期的に見ればどえらい赤字です。

しかし。結局初年度で売上は1.8億円となり、営業利益も3,000万円を確保されました。

理由は上記と同じロジック。LTVが75,000円だったんです。

そのため30%の22,500円まではCPOに突っ込んで良い! と決めたので、初月からリスティング100万突っ込んだ訳です。

集客=商圏人口×業態想起率×認知率×来店率

こう見ると自社で動かしやすいのは認知率の部分です。

これが、

LTV×30%>CPO

この範囲内でいけば初手としてはアクセルを踏みやすいですよね。

■費用対効果が良いの罠

この時にやりがちなのがCPOがめちゃくちゃ良いんです! という費用対効果を見る罠です。

確かに費用対効果を見るのは大事。

しかし一つ目のルール覚えてますかーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2025年3月9日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

この記事の著者・堀部太一さんのメルマガ

初月無料で読む

image by: Shutterstock.com

堀部太一この著者の記事一覧

関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ 』

【著者】 堀部太一 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料 【発行周期】

print
いま読まれてます

  • 年商200億円企業でも悩んだ。なぜ、広告運用ツールはたくさんあるのに難易度が高いのか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け