■ツールによる補佐
一つ希望があるとすれば、Cosenseのinfobox機能です。詳しい解説は避けますが、この機能を使えばいい感じに各ページから情報を抽出してくれます。以下がその実際例です。
このようにデータベースで整えることで、フォーマットの安定性や要約・抜粋による表示量の抑制が可能です。でも、それ以上にそれぞれのページにinfoboxが表示される点がポイントになるかもしれません。
● https://i.gyazo.com/66614f729f2b0bb982f65a37feef7127.png
infoboxに割り当てられたページはページの右に小さなウィンドウが表示され、そこに情報が表示されます(だからinfoboxなのです)。このウィンドウはスクロールに関係なく固定表示されて います。言い換えれば「常にその場所にある」のです。脳のシミュレーションは安定しそうですね。当然、この部分だけを閲覧していく、というやり方も可能でしょう。
なんにせよ、思う存分入力していくけども、見返しは一定の「コスト内」で行えるようになっていることがデジタルノートでは重要になりそうです。
ただしその環境整備のためにも「コスト」がかかることを見逃してはいけません。場合によっては、読み返しを破棄すること、つまりメモが活用できていなくてもしゃーないとする姿勢も大切になってきます。
(メルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』2025年3月31日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をご登録上、3月分のバックナンバーをお求め下さい)
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