アーティストのベスト盤と同じ。「ほぼ日手帳 カズン」のユーザーだけが味わえたノートスペース読み返しという“いい気分”

 

■ツールによる補佐

一つ希望があるとすれば、Cosenseのinfobox機能です。詳しい解説は避けますが、この機能を使えばいい感じに各ページから情報を抽出してくれます。以下がその実際例です。

ロギング日報 | 倉下忠憲の発想工房

このようにデータベースで整えることで、フォーマットの安定性や要約・抜粋による表示量の抑制が可能です。でも、それ以上にそれぞれのページにinfoboxが表示される点がポイントになるかもしれません。

https://i.gyazo.com/66614f729f2b0bb982f65a37feef7127.png

infoboxに割り当てられたページはページの右に小さなウィンドウが表示され、そこに情報が表示されます(だからinfoboxなのです)。このウィンドウはスクロールに関係なく固定表示されて います。言い換えれば「常にその場所にある」のです。脳のシミュレーションは安定しそうですね。当然、この部分だけを閲覧していく、というやり方も可能でしょう。

なんにせよ、思う存分入力していくけども、見返しは一定の「コスト内」で行えるようになっていることがデジタルノートでは重要になりそうです。

ただしその環境整備のためにも「コスト」がかかることを見逃してはいけません。場合によっては、読み返しを破棄すること、つまりメモが活用できていなくてもしゃーないとする姿勢も大切になってきます。

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1980年生まれ。関西在住。ブロガー&文筆業。コンビニアドバイザー。2010年8月『Evernote「超」仕事術』執筆。2011年2月『Evernote「超」知的生産術』執筆。2011年5月『Facebook×Twitterで実践するセルフブランディング』執筆。2011年9月『クラウド時代のハイブリッド手帳術』執筆。2012年3月『シゴタノ!手帳術』執筆。2012年6月『Evernoteとアナログノートによる ハイブリッド発想術』執筆。2013年3月『ソーシャル時代のハイブリッド読書術』執筆。2013年12月『KDPではじめる セルフパブリッシング』執筆。2014年4月『BizArts』執筆。2014年5月『アリスの物語』執筆。2016年2月『ズボラな僕がEvernoteで情報の片付け達人になった理由』執筆。

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