土下座して米国製の兵器を大量購入か?石破首相が自称“アメリカ国王”トランプに関税を「引き下げていただく」確実な方法

 

自身のSNSにも日本への不満を投稿したトランプ

一方のトランプ大統領は、この電話会談の直後、記者団に次のように述べました。

「今朝、日本の首相と話をした。非常に良い会談だった。私は彼にこう言った。『君たちは自国を開放しなければならない』と。何故なら、我々は日本で車を1台も売っていないからだ。ゼロなのだ。しかし、彼らは我々の国で何百万台もの車を売っている」

このトランプ大統領の発言について、アメ車が大好きな所ジョージさんやIKURAちゃんのコメントが欲しいとこですが、日本人がアメ車を1台も買ってないという噴飯物のイチャモン、相変わらずのトランプ節ですね(笑)。そしてトランプ大統領は、自身のSNSにも日本への不満を投稿しました。

「今、世界中の国々が我々と話をしようとしている。(我々が提示した関税は)厳しいが公平な条件が設定されている。今朝、日本の首相と話した。彼は交渉のためにトップチームを送って来ると言った!彼らは貿易に関してこれまでアメリカをたいへん酷く扱って来た。彼らはアメリカの車を買わないが、我々は日本の車を何百万台も買って来た。農産物や他の物も同様だ。すべてを変える必要がある。特に中国だ!!」

石破首相は「日米双方で担当閣僚を指名して協議を続けることで一致した」などと述べましたが、このトランプ大統領の「彼は交渉のためにトップチームを送って来ると言った!」というビックリマークまで付けた怒りのフレーズからは「日本がケンカを売って来た!」というニュアンスしか感じられません。

さらに言えば、日本側はこれから担当閣僚を決めるという「のんびりモード」で会談に臨みましたが、アメリカ側は電話会談の直後に、スコット・ベッセント財務長官と米通商代表部のジェミソン・グリア代表が日本との協議を担当すると発表しました。そして、そのベッセント財務長官は「すでに50カ国以上が交渉に来ている」と述べ、日本に対して遠回しに「今ごろ何しに来たの?」的な態度を示したのです。

このアメリカ側の早業に焦った石破首相は、翌8日の午後には担当閣僚を赤沢亮正経済財政・再生相に決めましたが、これって他の派閥の閣僚は誰もやりたがらないから、仕方なく自分の「石破グループ」から適当に選んだってだけの話でしょ?そもそも外交経験ゼロで畑違いの元運輸官僚に、一体何ができると言うのでしょうか?

今の自民党のメンツでトランプ政権との交渉ができそうなのって、安倍政権下で第1期トランプ政権と交渉した茂木敏充元外相くらいしか見当たらないですが、安倍関連に手柄など取らせたくない石破首相ですから、茂木元外相のことは確信犯的にスルーしたのでしょう。そして、その挙句が同じ鳥取選挙区の赤沢亮正経済財政・再生相って、ようするに「国益より自分のプライド」という呆れ返る人選。

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