勧誘の言葉の語尾に「知らんけど」とつけてみる
私が大学生であったおよそ30年ほど前にも、宗教の勧誘やらマルチの勧誘やらがありました。彼らにとっては、やはり大学生はカモネギだったのでしょう。やたらと手相を見せてくれとか、無料の飲み会があるとか、勧誘をしてきてました。
一般的なビジネスとしても、新聞購読の営業がしつこく来て、一人暮らしの大学生はカモにされていました。当時は普通に営業マンが脅してきましたので、脅し返したり殴られてボコボコにし返したり、そうしたら仲間が来て乱闘になったりとかなりバイオレンスな体験をしましたが、悪質なものでなくても、カモにしようという輩がウヨウヨいるのが一般社会というものです。ネット上の広告を見ても、そんなものばかりです。
基本的に楽なものは全て詐欺だと思っていいでしょう。
「1日10分でお父さんの月収を超えました=詐欺かお父さんが失業中です」
「3粒食べたらマイナス15キロ!=15粒食べたら消えてなくなるかもしれないよ」
「このパンを食べたら記憶力が劇的アップ=ドラえもんかっ」
悪質商法やマルチ商法も、言葉を置き換えてみたり、素朴にツッコミを入れてみると、粗がよく見えてきます。
カルト宗教のようなものでも、〇年〇月に日本が沈没するなどの予言をするなどしていましたが、何も起きなければ〇×神が奇跡で止めたとかまた嘘を言うのでしょう。
ならば、全盛期のマイクタイソンの全力パンチを神通力で止めてみてくださいって思います。確実にノックアウトされます。
彼らの言う全ての語尾に「知らんけど」とつけてみてください。信じる気が失せると思います。
まあ信じてしまっている人は仕方ないところはありますが、信じる前に引き戻しができないと、多くの場合取り返しがつきません。
家族のもとに返すのは何度か試みたことがありますが、私にはできませんでした。
できることは、広くは注意喚起かと思います。お子さんがいる方は気を付けてもらいたいし、若者の皆さんにも気を付けてもらいたいと思います。
この記事の著者・阿部泰尚さんのメルマガ
image by: MMpai / Shutterstock.com