同僚が部下になり、いうことを聞いてくれません。そんなご相談が世界的なコンサルティング会社マッキンゼーに勤めていた赤羽雄二さんのもとに届きました。赤羽さんは自身のメルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』の中で、毅然とした態度で、今からできる6つのことをアドバイスしています。
部下が言うことを聞きません。指示しても不満そうな顔をして返事もろくにしないし、実際動いてくれません。何をどう変えればいいでしょうか。
Question
社会人9年、3社目で、主任になり、部下が6名います。購買部です。昇進したのはよかったのですが、同僚が部下になったので言うことを聞きません。指示しても不満そうな顔をして返事もろくにしないし、実際うごいてくれません。年は私より一つ下ですが、新卒からなので、社歴はずっと長いです。彼を動かすにはどうしたらいいのでしょうか。
赤羽さんからの回答
ご相談どうもありがとうございます。よくある話ですよね。人事部も上司もわざとしたわけではないですが、誰かを昇進させると必ず起きる問題です。
その部下がもう少し大人なら、気分が悪くてもそつなく仕事をこなし、問題指摘をされるようなことはしないはずです。残念ながら彼はそういう人ではないので、上司の指示に対して返事をせず、指示にしたがった業務遂行も怠る、という状況ですね。
社内で相談できる先輩はいないでしょうか。もしいたらその方にぜひ時間を取ってもらってください。上司に相談にいくと、「こいつは部下マネジメントもできないのか。元の同僚だから何なんだ」と思われるのがおちだからです。
上司も同じ状況になったら困ったはずなのに、そんなことは覚えていないか、想像もできない恐れがあります。
私からのアドバイスは、
- 部下の態度にびびらず、上司として毅然として臨む
- 適切な返事、受け答えをするよう丁寧だが毅然として指示する
- 業務はタスクシートに内容、期限を明示して伝える
- 週次で進捗確認をする
- もし業務怠慢なら、躊躇せず指摘して、改善を要求する
- 二度問題が続いたら、遠慮なく上司に相談する
といったものです。上司に相談することには若干のリスクが否めませんが、今、目先で起きている現実の被害に比べれば大したことはありません。
毅然とした態度で、部下の勘違いを正してください。
これからも、毅然として言うべきときには言う、逃げないということを徹底いただければと思います。
成長する上でもっとも重要な点の一つだと思います。
この記事の著者・赤羽雄二さんのメルマガ
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