懸念と期待が入り混じる一般人のリアルな声。米国でトランプ大統領は今どう評価されているのか?

 

「まだ様子を見たいという気持ちがある」

ペリー・ハンター、55歳、インディアナ州セラーズバーグ。

トランプ大統領は就任から100日が経った。私は彼に投票したことにまだ支持している。債務問題を含む多くの改革が必要だった。何か対策を講じなければならない。私は、イーロン・マスクとトランプ大統領が無駄や詐欺、あるいは何と呼ぶにせよ、それらを排除しようとしていることを本当に支持している。

私は、教育省の廃止を支持する珍しい教師だ。もちろん、一部の生徒はいくつかの点について懸念を抱いている。彼らは不法移民と友達で、友達が強制送還されるかもしれないと恐れている。

この国に不法に滞在し、法律を破らず、仕事をしてアメリカ生活を送っているなら、市民権を得るためのプロセスが必要だと思う。彼が不法移民、特に暴力犯罪者を排除しようとしている点は支持する。しかし、適正手続きの欠如には賛成できない。

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「私の楽観主義と希望は高まっている」

タリ・ジャコント、57歳、ロサンゼルス出身

私は本当に彼がアメリカ、そして世界全体のために良い心と目標を持っていると思う。もちろん、現実になるかどうかは分からない。100日では十分ではない。彼がアメリカで進行中の犯罪と戦い続けることを願っている。イスラエルとの関係で始めたことを継続し、まだ現地にいる59人の人質を全員帰国させることを願っている。また、大学に対して連邦予算を削減すると脅したことも評価している。大学で勉強するために来た人は、勉強するために来たのだから。

解説

こういった普通の人の意見を載せるニューヨーク・タイムスを評価すべきです。

ここにはトランプの政策の是非を冷静に判断する普通の人がいます。全否定でも全肯定でもありません。

私は、トランプを100%信奉するトランプ信者をリアルに知りません。日本のマスコミ映像にはよく出てきますが…。

もちろん、実際にトランプを救世主のように信ずる人もいるのでしょうが、全体の数%にも満たないでしょう。

多くのアメリカ人はこの記事のように、彼の良い面と悪い面を冷静に判断をしています。

そして、その姿勢を日本のマスコミも持ってほしいと思うのです。

でないと、アメリカ人の考え方が分からなくなってしまいます。

「彼ら(トランプを支持する人々)はバカだ」と言うのは簡単で少し魅惑的です。

しかし、それは自身の情報収集力と理解力の衰えかもしれないのです。

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大澤 裕この著者の記事一覧

・株式会社ピンポイント・マーケティング・ジャパン 代表取締役社長  ・情報経営イノーベーション専門職大学 客員教授 ・法政大学大学院イノーベーションマネジメント研究科 兼任講師 慶應義塾大学を卒業後、米国バンカーストラスト銀行にて日本企業の海外進出支援業務に従事。カーネギー・メロン大学でMBAを取得後、家業の建築資材会社の販売網を構築するべくアメリカに子会社を設立。2000年、ピンポイント・マーケティング・ジャパンを設立。海外のエージェントとディストリビューターを使った販路網構築・動機づけの専門家として活動を行っている。2015年「中小企業が『海外で製品を売りたい』と思ったら最初に読む本」を、2017年「海外出張/カタログ・ウェブサイト/展示会で 売れる英語」をダイヤモンド社から上梓。

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