実際の調査は2週間にわたりましたが、無事に「ノウハウの丸パクリをして営業していた」という証拠を押さえ、調査報告書として弁護士に提出。
結果としては、比較的スムーズに話がついたようです。
契約違反という“白黒がはっきりしている領域”なので、探偵としても入りやすく、証拠が揃えば一気に展開が進む。そんな、ある意味“わかりやすい”案件だったと思います。
調査の中身としては──
まずはそのフランチャイズ先の店長をマーク。平日の動きを徹底調査します。
フランチャイズ店舗への出勤はもちろん、パクリ店舗への出入りが撮れれば一番良い。
実際には、3日目まではパクリ店舗への出入りは一切なかったですが4日目の夕方に、フランチャイズ店舗から出た足で、そのままパクリ店舗へ!!
中の様子を見ていると、まっすぐにレジへ行き、現金の回収をしている様子でした。これは動かぬ証拠ですね。
そして、スタッフの重複、制服や備品の類似なども撮影。
これらの証拠を「張り込み」「尾行」「撮影」「聞き込み」といった探偵スキルを駆使して集め、最終的に一冊の“武器となる調査報告書”に仕上げました。
こういった企業×契約トラブルの調査は、探偵の新たな活躍分野として、今後さらに広がっていくことでしょう。
今後も、こうした知られざる探偵のフィールドについても、少しずつお伝えしていけたらと思います!
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