その出店、勝算ありますか?飲食コンサルが明かす「売れる立地」の見極め方

 

■数字別のチェック内容

I)常駐人口と世帯

地元の人をターゲットにするには絶対的に大切なのがこの数字ですよね。

地元の人をターゲットにしたいのにビジネス街で昼間人口が大半。地元の人はほぼいない。

それで上記のコンセプトをやったら基本的には失敗してしまいますよね。

上述の一人辺りマーケットサイズから、

需要額=MS×常駐人口

これでその商圏に需要があるのか。これを把握していく感じですね。

これが3店舗くらいになると明確な共通点とかが見えてきます。

ii)昼間人口と世帯

昼間人口はランチや宴会などを狙いたい時に見る数字ですね。

基本的な概念は上記と同じです。

iii)世帯年収

ここは低価格を狙うなら問題ないのですが、中価格以上なら見て欲しいです。

Googleレビューでよくある「美味しいけどコスパが悪い:3点」などと連動してきます。

またやはり馴染み金額より高いとどうしても来店頻度が落ち気味なので、そこを見ておく必要があります。

iv)年齢区分別常駐人口

これは地元の人をターゲットにする際、今後はより注意しておく数字になってきました。

基本的な需要額は上述の通り。しかし「メインターゲット」となる方々。

この方々は何名・何世帯くらいが必要になるのか。その比率ではなく絶対数を把握しておく。

これも重要になります。

■数字を並べてみて

上記をその業態の店舗別で数字比較します。

そうなると、

この数字を下回ると売上伸びないな……

この数字を上回ると安定感あるな……

などが見えてきます。

それによって「出店最低ラインはこれ」を作り、そこを上回る物件情報だけを探し続ける形になる訳ですね。

■競合の視点を忘れないように

上記で基準値はできました。後は競合との比較ですーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2025年5月12日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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