探偵といえば、浮気や不倫調査以外の仕事としてイメージするのが「人探し」ではないでしょうか。メルマガ『探偵の視点』の著者で“イケメン探偵”こと現役探偵の後藤啓佑さんは、実際に依頼を受けた過去の仕事の中で一番多かった「人探し」の種類を明かしています。一番多かった人探しは、やはりちょっと怖いものでした…。
探偵の人探しには種類がある
人探しと言えば、比較的多くの方が探偵をイメージしてくださると思います。
今回は、そんな人探しの種類についてお伝えします。
僕たち探偵に来る人探しには大まかに3パターンあり1つは「借りた金を返さずに逃げた人間を探したい」というもの。
2つ目は「生き別れの親、もしくは子を探したい」
そして最後は「昔好きだった人の現在を知りたい」
人探しと一言に言っても、動機は様々なんです。
(1)この中で我々に来る内容で一番多いのが
「借りた金を返さずに逃げた人間を探したい」
ですね。
これは本当によくありますが、僕たちが調査を受ける時に気を付けなければならないのが1つ。
「それが事実かどうか」
の確認です。
そして、僕たちは「お金の回収」はできないので、そこから先は依頼者さんがやるしかありません。
読んでいてなんとなく匂うと思いますがちょっと怖いですよね。
相談する側も、(見た目が)ちょっと怖い方が多い(笑)。
ということで、新たなトラブルが生まれる可能性が大なので、基本的には弁護士さんからの紹介でしか受けません。
僕たちが暴力の片棒を担ぐ可能性が出てきてしまいますからね。
(2)2つ目の「生き別れの親、もしくは子を探したい」も多いです。特に多いのが、
40年~50年会っていない「親」を探したい。元気でやっているのか?どういう暮らしをしているのか?知っておきたい。
というパターン。
相続絡みで来ることもありますが、わりと皆さん“興味”のみで依頼に来られる方も多いです。
自分の親が70歳~80歳になるであろう、という状態になったら、やはり先を考えて会っておきたいという感情になるのでしょう。
(3)そして最後の
「昔好きだった人の現在を知りたい」
なんだかロマンチックですね。
この案件は、本当に“ただ知りたい”。
場所を知りたいというよりは、どんな暮らしをしてるのか知りたいという方向。
なので、もちろん第三者ですので、住所がわかっても住所は教えません。
どういう暮らしをしているのか、元気そうかどうか。
そのあたりの、個人が特定できない情報を伝える。
ほとんどの依頼者さんは、それを聞いて思い出に浸り、満足していかれます。
探偵に来る“人探し”。
少し怖いものからロマンチックなものまで。
個人的に好きなのは最後ですね。
ただ、僕はそこに数万円かけるモチベーションはあまりわからないですが(笑)。
人の喜びは様々です!
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