北川景子が『ナイトフラワー』で挑む“高い壁”とは?「関西の母親」役で新境地、昼はパート 夜はスナック勤めのシンママ熱演

2025.06.17
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11月28日公開の映画『ナイトフラワー』の情報が解禁されました。主演は北川景子(38)で、「2人の子供を養うためにドラッグ売人に堕ちていく、いつか関西で見たことがある母親」という役どころ。兵庫県の神戸市出身で、実生活でも2児の母である北川の新境地に期待が集まります。芸能記者歴30年超のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

北川景子が演じる“関西のおかん”はドラッグの売人!?

11月28日公開の映画、北川景子主演の『ナイトフラワー』が情報解禁になりました。

2020年に公開され、映画賞を総なめにした、草彅剛主演『ミッドナイトスワン』の内田英治監督が原案、脚本、監督の、完全オリジナル作品だそうです。

北川は、関西の片隅で、昼間はパート、夜はスナックで働くシングルマザーという役柄です。

今回はこれまでの才色兼備なイメージとは真逆で、2人の子供を養うためにドラッグの売人に手を染め堕ちていく――というヒューマンドラマ。髪をブルーのインナーカラーにし、ほぼほぼすっぴんに見えるナチュラル・メイクで演じています。

内田監督がイメージするのは“いつか関西で見たことがある母親像”とのことで、劇中で北川が流暢な関西弁で喜怒哀楽を表現します。ティザーだけを見ても、これは新境地を切り拓いたのでは…と私は感じました。

SNSでも――

「泥臭くても子供を守るために必死に生きる母親を、北川さんが演じる事がすごく楽しみです」
「内田監督が“北川さんでなければ成立しなかった”、“女優として次のフェーズに入る瞬間に居合わせることができた”と絶賛していることを聞き、絶対観たい!と思いました」

など、好意的なコメントが溢れています。

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北川景子と石原さとみに共通点

これまでにも何度か書いていますが、“可愛い”とか“綺麗”、“清純派”…そんなふうに評される女優たちの前には、年齢を重ねていくとともに乗り越えなければいけない高い壁が必ず出現します。

人によってタイミングは違いますが、子役が大人になっていくように、女優としてこれから先も仕事を続けるなら、いつまでも“可愛い”や“綺麗”だけでは取り残されてしまうわけです。

この『ナイトフラワー』の情報を聞いて、私の頭の中に浮かんだのは、昨年5月に公開された『ミッシング』に主演した石原さとみの姿でした。

実は北川と石原の2人には、生まれがわずか4ヶ月違いで、女優デビューの年もまったく一緒、2人の子供を持つ母という共通項があるため、芸能記者の間では、何かとライバル視される存在なんです。当人同士がどう思っているのかはわかりませんけれど…。

石原は『ミッシング』で、前述の“高い壁”を乗り越えてみせました。娘の突然の失踪事件で、必死に真相を追う母親。実は失踪時にアイドルのライブに行っていたことがSNSで拡散され、一気にネグレクト呼ばわりされ誹謗中傷の渦に巻き込まれる――ほぼほぼすっぴんに見えるナチュラルメイクで、金切り声をあげ、人の髪の毛をも掴んで引っ張るような役柄は、それまでの石原のイメージを良い意味で覆しました。

そんな“高い壁”を、今度は北川が乗り越えようとしている…私はそんな気がするのです。(次ページに続く)

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