声優・宮野真守が大改造される!?『研音』電撃移籍の意味を芸能記者が解説。「福士蒼汰」だけが決め手ではない“マモの決断理由”

2025.06.15
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声優・俳優・タレント・歌手の宮野真守(42)が、35年間所属していた『劇団ひまわり』を退所し『研音』に移籍しました。芸能人の事務所移籍のニュースでは、古巣との関係悪化ばかりが注目されがちですが、今回はどんな理由があったのでしょうか?芸能記者歴30年超のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが、「マモが『研音』を選んだ本当の理由」を深読みします。

宮野真守が『研音』に電撃移籍!35年所属の『劇団ひまわり』から

35年にわたり所属していた『劇団ひまわり』から『研音』に移籍した宮野真守。その橋渡し役は、宮野の10歳下である福士蒼汰だった――ということを『女性セブン』が記事にしていました。

2人は3年ほど前に共演した舞台で意気投合し、まるで兄弟のような関係だったといいます。

今回の移籍劇を第三者視点で眺めれば、『劇団ひまわり』のマネージメントに関して、宮野側に何らかの不満が生じていたのは間違いないように感じられます。

そして、この電撃移籍のニュースで私の記憶に蘇ったのは、今から22年ほど前になりますが、宝塚歌劇団出身の天海祐希の、同じく『研音』への移籍報道でした。

天海は元宝塚のトップスターでしたから、仕事の量的には何の不満もなかったはずですが、本人は女優としての将来に、少なからず不安を抱えていた――と、知人のベテラン芸能マネージャーが教えてくれました。

当時、女優としての将来を思い悩む天海に、移籍して再スタートするように熱心に勧めたのは、大河ドラマ『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』で共演した唐沢寿明だとも…。

こうして天海は『研音』に移籍後、『女王の教室』や『BOSS』といった当たり役に巡り合います。『研音』への移籍が、彼女の女優人生を大きく変えることになったわけです。

私はこの天海と、宮野の電撃移籍の構図が、どうにも重なって見えるのです。

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なぜ宮野真守は『研音』を選んだのか?

アニメや声優界にはあまり明るくない私ですが、宮野のことは、星野源の『おげんさんといっしょ』の取材がきっかけで知ることになりました。

この番組の“おげんさんちのねずみ”の声を担当し、アルバイトとアイドルをやっているという設定の青年“雅マモル”役で出演していたのが宮野でした。

番組のプロモーションも兼ねて紅白歌合戦にも出場した“おげんさん一家”でしたが、音楽関係者によれば宮野は、2歳上の源ちゃんのことをすごく慕っていて、仕事のことやプライベートのことなど、それこそ兄弟のように何でも話をする関係だったと聞いています。

私の頭の中は「宮野といえば源ちゃん」でしたから、『女性セブン』の「福士蒼汰」という名前には少々驚きました。

事務所を退所する相談をしていれば、源ちゃんの妻の新垣結衣から色々な苦労話を聞くことになっただろうと思うし、ヴォーカリストとしての活動を続けていくなら、源ちゃんの所属事務所である『アミューズ』に、とりあえずの話を聞いてもらえそうな気もしますけれど…。

それがなぜ宮野は、あえての『研音』を選ぶことになったのでしょうか?後輩の若い芸能記者からも「どうして中堅どころのタレントは、『研音』に移籍することが多いのか?」と質問されることがたびたびあります。(次ページに続く)

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