国民民主・玉木雄一郎氏はなぜ「うさんくさい」のか?依存・集金・承認欲求、ポピュリズムですらない「推し活政治」の搾取構造

 

「推し活選挙サロン」と承認欲求

玉木がYouTubeでライブ配信を行って、視聴者からの投げ銭コメントを読み上げている様子についてはすでに報告した通りだ。(※小林よしのりライジング 540号「サイコパスとアイヒマンの集団・国民民主党」)

YouTubeのサムネイル画像を見ていると、とても政治家とは思えず、ネット空間でよく見かける「推され待ち」の人にしか見えない。

YouTubeたまきチャンネルのサムネイル

YouTubeたまきチャンネルのサムネイル

ネットで承認欲求を満たし合って、配信者と視聴者がお互いに“気持ち良く”なっていくうち、公私の境界はどんどん曖昧になっていく。

そりゃ、選挙と推し活を混同するのも、さもありなんという話だ。

「ボクを見てね」「ボクを推してね」「会いに来てね」

「みんなのこと好きだよ」「嫌いにならないでね」

「みんなが嫌いな奴とは、みんなの言う通りに縁切ったよ!」

「ここはみんなの居場所だよ」「じゃんじゃんリクエストしてね」……

誰かに認められたい【承認欲求】」と、「誰かとつながっていたい【所属欲求】」がごった煮になった空間で、次々と飛び交うチャットと戯れているうち、政治的信念とは無関係な、ただ居心地の良いサロンのような空間が完成してしまう。

玉木のYouTubeチャンネルは、いわば「玉木推し活選挙サロン」だ。 そこに集まるのは「ネト極右」である。差別したい、蔑視したい、男尊女卑でいたいという、超利己的な欲求を満たすために、“適当な誰か”を推すという世界なのだ。(次ページに続く)

泉美木蘭さんも寄稿する『小林よしのりライジング』

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