風邪とアレルギーの見分け方を今すぐチェック
『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.102より一部抜粋
春先の梅の開花のころから花粉症や鼻炎・結膜炎などのアレルギー症状が目立つようになります。そしてまだまだインフルエンザをふくむ風邪症状もにぎわっているこのごろ。くしゃみ・鼻炎・のどの痛み・咳・微熱など、アレルギーなのか風邪なのか見分けがつかなくて対策がたてられないことがあります。アレルギーと風邪の見分けを手の状態でチェックします。
・アレルギー・チェック
手のひらの冷え・べたつき
アレルギー症状は体温が十分発熱できていないときに局部の炎症としておこります。カラダ全体の冷えは心臓のポンプが十分に働いていないからです。手のひらを触るとヒヤッと冷たく感じ、十分な血行が行きわたらない分、手のひらがべたつきます。炎症を起こしている顔やのどを、冷たい風からまもるようにマスクや帽子・ストールは室内でも外さないようにして過ごしましょう。入浴して加湿・保温がカラダにいきとどくと症状が楽になるのも、冷えが原因のアレルギー症状の特徴です。毎晩しっかり湯船につかってゆっくりやすむようにしましょう。
・風邪・チェック
手の甲の冷え・かさつき
手の甲側はカラダをまもる抵抗力の目安です。充分な抵抗力を維持できないと手の甲は冷えてかさつきます。抵抗力に負担をかけないようにこまめな保湿をこころがけ・背中や足元をカイロなどで保温します。入浴すると湯冷めをして風邪症状が悪化しやすいです。気温差ができるだけないように脱衣所は暖房などで温かくしておいて、洗髪した髪の毛はしっかりドライヤーで乾かすように心がけましょう。抵抗する体温を補うために就寝時の湯たんぽ・アンカーはオススメです。厚手のパジャマを着て十分カラダをあたためてすごしましょう。
『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.102より一部抜粋
著者/のぶ先生
臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。
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