「40代が元気になれば日本も元気になる」43歳の挫折から13万フォロワーへ、いれぶん氏が人生を懸けて伝えたいこと

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43歳でSNSを始め、わずか4年でX(旧Twitter)フォロワー13万人を獲得したいれぶん氏。「40代の生き方」というテーマで発信を続け、オンラインコミュニティ『いれぶん塾』は700人規模にまで成長しました。

株式投資の失敗、会社でのトラブル――人生のどん底から這い上がった彼が、なぜいまメールマガジン『いれぶんのメルマガ「今日のもーにん」温かな人生後半戦を共に描く』を始めたのか。「日本の40代を元気にして、日本を元気にする」というビジョンを持つ、いれぶん氏の想いに迫ります。(聞き手・MAG2NEWS編集部)

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43歳、人生のどん底から始まったSNS発信

――本日はインタビューをお受けいただきありがとうございます。まず、いれぶんさんが発信を始められたきっかけを教えていただけますか?

いれぶん:きっかけは、人生に行き詰まったからです。43歳の時に、株式投資で大失敗して、それまで貯めていたお金の大半を溶かしてしまいました。同じ時期に、20年以上勤めていた会社で想定外のトラブルに巻き込まれて、降格や異動を経験したんです。

もう、お先真っ暗でした。資格もないし、経験もないし、貯金もない。40歳を超えると転職も難しくなりますよね。「45歳までに何とかしないと、人生が狂ってしまう」と本気で思いました。

――それは相当な危機的状況だったんですね。そこからどうやってSNSにたどり着いたのでしょうか?

いれぶん:困った時は本屋に行こうと思って。そこで「ブログはまだオワコンじゃない」というアフィリエイトブログの本を見つけたんです。2020年だったので、実際にはもう遅かったと思うんですけど、私はぜんぜん知らなかったので「元手もかからないし、月100万円稼いでいる人もいる!」と飛びつきました(笑)。

――そこからブログを始められたと。

いれぶん:はい。1ヶ月で40記事ぐらい書いていたんですけど、PVは1日5とかで、すぐに心が折れました。でも、ブロガーさんたちがみんなTwitterをやっていたので、私もTwitterを始めたんです。最初は「◯◯の記事を書きました!」というような更新のお知らせを投稿していたんですけど。そのうち、営業の仕事での経験や、20年間で学んだライフハック的なことを投稿したら、わずかながら反応があって。「友達がいるみたいな感覚」が嬉しくて、コロナ禍で時間があったこともあり、1日10時間ほどTwitterに向き合いました。

「40代」というキーワードとの運命的な出会い

――1日10時間はすごいですね。そこから順調にフォロワーが増えていったのでしょうか?

いれぶん:いえ、半年で1,000フォロワーだったので、1日10時間やっている人の中では、めちゃくちゃ遅かったと思います(笑)。でも、半年を過ぎた頃に発見できたんですが、「40代になるとわかること」「40代からの生き方」など、「40代」というキーワードを入れた投稿だけが、圧倒的に反応が良かったんですよ。

当時、40代をテーマに発信している人はほとんどいなかったので、そのポジションを取ることができました。

――それが大きな転機になったわけですね。

いれぶん:はい。開始から11ヶ月目の2021年2月9日、誕生日の前日に「40代になってわかること」という投稿をしたら、バズったんです。スマホが熱を持って動かなくなるほど通知が鳴り続けて、1時間で3,000〜4,000いいね。最終的に13万いいねを記録しました。

さらにTwitter仲間たちが「明日の誕生日までに1万人達成させよう」というムーブメントを起こしてくれて、1日で4,000人フォロワーが増えて、翌日の誕生日には実際に1万フォロワーを達成したんです。

――すごいストーリーですね!そこから人生が変わっていったと。

いれぶん:そうですね。そこから1年で7万人増えて、8万人に到達しました。

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コミュニティ『いれぶん塾』の立ち上げ

――フォロワーが増えた後、コンテンツ販売やコミュニティ運営を始められたそうですね。

いれぶん:はい。2021年5月のゴールデンウィークに『note』で、とにかくわかりやすい「Twitter運用法」のコンテンツを作ろうと思って、2日間で書き上げました。980円でリリースしたらものすごく好評で、3,000部以上も売れたんですよ。その後、5ヶ月で複数のコンテンツを販売して、売上は1,000万円に到達しました。

でも、「一方通行」であることに課題を感じていたんです。わかりやすく書いたつもりでも、活用しきれていない人がいるなと。

――そこでコミュニティを立ち上げられたわけですね。

いれぶん:そうです。相互コミュニケーションが取れる『いれぶん塾』を月額5,500円で2021年10月に開始したら、1ヶ月で300人が入会してくれて、最大で700人規模まで成長しました。

「温かな人生後半戦」へのコンセプト転換

――コミュニティ運営は順調だったと思いますが、途中でコンセプトを変更されたそうですね。

いれぶん:はい。Twitterが、Xになった前後あたりからとくにですけど、数字を追いすぎる文化になってきたんです。テクニックでバズらせて、お金を稼げればいい――みたいな。それは自分が求めていたものと違うな、と感じました。

コミュニティのメンバーは40代・50代が中心で、20代・30代の頃には何もやってこなかったような人たちも多かったんです。ガチンコでゴリゴリやれる人と、優しくてちょっと控えめな人たち――後者の人たちも、横のつながりができて、サードプレイス的な価値を見出してくれていました。

――それで「温かな人生後半戦を共に描く」というコンセプトに変更されたと。

いれぶん:そうですね。ただ、また最近になって方向性を微調整しています。生成AIが身近になったいま、使える人と使えない人の格差が広がっていくと思うんです。時短が進み、ついていけない人は大変なことになる。だから「Xで人生を磨く」というコンセプトを追加しました。

Xを続けることで、独創力・文章力・コミュニケーション能力・マーケティング力が身につきます。何より、毎日続けることで成長できる。SNSをまったくやっていなかった自分が、Xを始めたことで大きく成長したんです。その経験を、同じような40代・50代に伝えたいと思っています。

1,200回書き続けたコラムの力

――いれぶん塾の中で人気のコンテンツは何でしょうか?

いれぶん:週5回書き続けているコラムです。現在、1,200回を超えています。

人は本を読んでも、1週間も経てば忘れてしまいますよね。だから毎日、考え方や「できなかったけどこうしてできるようになった」ということを、言い方を変えて伝え続けています。2〜3年毎日読み続けて、毎日コメントを返している人たちは、マインドが大きく変わっているんです。

――そのコラムをもっと多くの人に届けたいと。

いれぶん:はい。私のビジョンは「日本の40代を元気にして、日本を元気にすること」です。そのためには、このコラムをもっと多くの人に読んでもらう必要がある。いれぶん塾は月額5,500円なので、入り口としてのハードルがあります。だから、メールマガジンを選びました。

なぜ今、メールマガジンなのか

――今回、まぐまぐでメールマガジンを始められた理由を教えてください。

いれぶん:現在、私の発信はXがほぼメインです。Voicyもやっていますが、他のプラットフォームへの展開は限定的でした。つまり、Xにいる人しか、私のところに入ってこないんです。

Xをやっていないけど、私が発信している内容に興味があるという人はたくさんいるはず。X以外のところから「40代を元気にしたい」という人を集められる場所にしたいと思いました。

――メールマガジンならではの良さは何でしょうか?

いれぶん:受動的に情報が届くことでしょうか。疲れている時でも、メールの受信箱を開けば私のコラムが読めます。本当に疲れている人とか、やる気がいまいちでないという人にこそ、届けたいと思っています。

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「決める」ことが人生を変える

――読者の方々に、どんなメッセージを届けたいですか?

いれぶん:「決める」ことの重要性を伝えたいです。

成功している人の成功サイクルは、考えて、行動して、続けて、結果を出す。結果が出て初めて自信がつきます。でも、ほとんどの人は成功するまで続けられないんです。

――よくわかります。私もですが、なんで続かないんでしょうね…

いれぶん:絶対に成功すると、自分で「決めて」いないからだと思っています。成功できる人は、ゴールにたどり着くまで絶対にやめないという覚悟がある。私自身、43歳で「もう死んでしまうんじゃないか」というほど追い詰められました。そこで「やるしかない」と決めることできましたが、まさにどん底だったので、同じような状況に誰も追い込まれて欲しくないんですよね。

痛みや修行は、なるべく早く終わらせた方がいい。複利のように、成長した自分でずっと生きていけますから。

――メールマガジンを読むことで、読者の人生が変わると。

いれぶん:私のメールマガジンを読んで「決めて」欲しいんです。読むことを決めることで、人生を変えて欲しい。本当に人生は変わると思います。そのきっかけになれたら嬉しいです。

ターゲットは40代だけではない

――メールマガジンは、どんな方に読んでもらいたいですか?

いれぶん:メインターゲットは40代・50代ですが、実は60代・70代のメンバーもいれぶん塾にはいるんです。健康寿命が伸びている今、40代と60代で何が違うのか。記憶力や体力の衰えはあっても、60代以上でもめちゃくちゃ元気ですよね。

あと、30代のフォロワーも多いです。20代・30代の頃は、40代を超えると下り坂…みたいにイメージしますよね。でも、40代が元気に成長している姿を見ると、将来に対して明るいイメージを持てる。実際に40代になるまでに準備が終わっていたら、もう無双状態じゃないですか(笑)。

――誰が読んでも、人生を変える活力がもらえるメルマガということですね

いれぶん:はい!20代、30代にも届けたいし、40代、50代はジャスト。60代、70代にもまだ諦めて欲しくない。40代が元気になれば、日本も元気になる――その信念のもと、今日もコラムを書き続けています。

――最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いします。

いれぶん:メールマガジンでは、私が『いれぶん塾』で書き続けているコラムから厳選して、毎週1回(月4回ぐらい)のペースでメッセージをお届けします。読み続けることで、必ずマインドが変わります。

「いつか夢を叶えたい」「理想の未来にたどり着きたい」――そう思っている人はたくさんいると思います。でも、成長するためには痛みを通る必要があります。痛みは早めに終わらせた方が絶対にいいんです。なるべく早い段階で痛みを経て成長しておけば、そこからずっと成長できた自分で生きていけます。

私は逆境になってから行動しましたが、皆さんにはそんな状況になって欲しくない。だから、今、「決めて」欲しいんです。

――今後、読者の方から質問が来た場合、Q&Aのような形でお答えいただくことは可能ですか?

いれぶん:もちろん大丈夫です。現在、コミュニティ内では質問に動画や音声で答えています。メールマガジンでも、読者の皆さんの質問に答えていきたいと思います。表で質問相談を受ける場所が今はないので、メールマガジン読者の方には特別に質問を受け付けたいですね。

――本日はお時間をいただき、ありがとうございました。

いれぶん:ありがとうございました。ぜひメールマガジンをよろしくお願いします。

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1977年岐阜県生まれ。会社員23年。店舗ビジネスのコンサルタントとして活動。300人を超える経営者との生々しい成功体験、失敗も多数経験する。自らは投資を失敗し、勤め先・家庭での信用すべてを失う。どん底を経験したことをきっかけに43歳で一念発起して発信活動をスタート。「何歳からでも遅くない」をテーマに、経験に基づくマインドセットやベーシックスキルなど人生をアップデートするヒントを発信し続けている。SNS総フォロワーは15万人超(2025年7月現在)。2021年からは”全員で最高の生き方を手に入れる”オンラインコミュニティ「いれぶん塾」を運営。塾生は卒業生を含め3,000人超となる。

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【著者】 いれぶん 【月額】 ¥550/月(税込) 【発行周期】 週に1回の月4回くらい 発行予定

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