地域一番店が「値下げ競争」にまんまと陥らない理由。現場の実践戦略はどうなっているのか?

 

■社内共有している二つの事

不景気な時代。

それでも選ばれるお店は、

・地域一番店

・馴染み店

この2つ。

地方都市だからこそ「馴染み店」とお客様に思って頂く事がとても大切。

上記の2つを社内の前提条件として共有しつつ、下記の取り組みを進められています。

■ターゲットを絞らない商品開発

ターゲットを絞ろう!

マーケティング的にはよく言われる言葉。

しかし地域一番になれば逆!

どんどん広げて多くのお客様に愛される店をどう作っていくかです。

しかも最近の大きな変化があります。

それは「フード比率」の高さです。

元々こちらの「フード:ドリンク」比率は、「55:45」くらいで推移されていました。

しかし。

今は「65:35」とかなり食事中心!

そうなるとお客様満足度に変化がありました。

こちらはアンケートを徹底的に取られるのですが、食事中心のお客様の満足度が明らかに下がっていました。

特に食事中心のリピーター様がです。

その理由は「頼むものがない」というもの。

いわゆる「飽きている」問題です。

元々フード比率も55%。

そこに最適化させた商品開発でした。

しかし今や65%もフードな訳です。

居酒屋ながら食事需要がかなり大きい。

となると、今までの商品開発頻度ではご満足頂けないという事がわかりました。

その為、

・グランドメニュー

カテゴリーの拡張。

飲み系のカテゴリーだけでなく、食事系やデザート系も拡張。

またファミリーも楽しめるようにご飯もののメニューを拡張。

・季節メニュー

「行くたびに美味しくワクワクする店」をコンセプトに商品開発することに。

その為、月替わりで7-10アイテムは準備。その時に意識しているのが「季節食材」です。

今だからこそ食べられること。これを強化してシニア層の集客も狙う事に。

上記を基本的にはLINEで訴求しつつ、毎月中旬くらいに翌月の商品案を確定。

それをお客様に「来月はこれを準備しています!」を告知できるように準備を進められました。

これによって食事中心のお客様満足度を高め、かつターゲットを絞らない商品開発により多くのお客様に価値提供を実現されるようになりました。

競合はグランドメニューはパクって来ます。しかしこの季節メニューの展開は一足遅い。

かつパクって来たとしても、こちらは何が誰に売れて、何がこけたか。

これをシビアに分析しているため、商品開発の質も高い。

この辺りから「確かにちょっと高いけど良いお店」とお客様に思って頂く努力を進められています。

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