小中高生「読書ゼロ」が52.7%の衝撃
ところが、英語教育第一主義により、なんとか小学校の国語時間は、英語よりも多い時数が確保されているものの、中学校では国語の時間が減らされ続け英語の授業時数が主役に躍り出ようとしているのが現状です。
中学校の国語授業時間は、1971年から2002年にかけて約3分の2に減少。特に「読むこと」の授業時間は大幅に削減されています。
ベネッセコーポレーションが、2024年に小中高生や保護者に尋ねたところ読書をしない(0分)との回答が52.7%で、15年調査時の34.3%から約1.5倍に増えていることもわかりました。一方、スマートフォンの使用時間は延びており、長いほど本を読む時間が短くなる傾向が認められたのです。
言語で表せる範囲がその人の認識世界であり、語彙が豊富であればあるほど知識は広がり、感情の機微も、複雑な人間関係も理解でき、世界が広がり、創造力も高まっていくーー。
思考の土台を築くべき時期に母語との対話を疎かにしてきたツケは大きく、基礎が揺らいだ状態で高校の科目を細分化したところで、それは砂上の楼閣を築くようなものです。
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