なぜ世論は“愛子天皇”を期待するのか?秋篠宮家に伝承されていない「君臨スキル」が生む“重大な問題”

 

愛子さまにしか伝わっていない一子相伝の君臨スキル

皇室に問題があるとしたら、この教育と広報という点であると思います。具体的には教育について、これが組織的に伝承されていない中で、今では過去3代の天皇による一子相伝という形での教育が唯一残っているだけです。その結果、敬宮愛子内親王には今上陛下から一子相伝の君臨スキルが伝わっているが、秋篠宮家には伝承されていないということが起きています。

その結果として、世論の間に敬宮さまの立太子を期待する声が生まれてしまっています。これは重大なことです。では、今上陛下が、皇位継承資格のない敬宮さまに、君臨スキルを一子相伝で仕込んでいるのは皇室典範に違反しているのかというと、そうではありません。女性皇族一般に求められるスキルと、一子相伝の即位可能な君臨スキルは基本的に同じものだからです。

問題は、皇位継承順位1位の秋篠宮さまに、この君臨スキルが伝承されていないことであり、同時に、秋篠宮家を守り切る広報体制が脆弱であることです。臣籍降下されたご長女の結婚問題において、その取り扱いにはもっと他に様々な対策が可能であったにもかかわらず、結果的に国内では新家庭を守り切ることができないという悲劇的な判断に追い込まれ、宮家の権威を減じる結果になったのは、この2つの問題が合わさっています。

仮に今上陛下がある時点でご退位になり、秋篠宮家に皇位が移った場合には、皇位にある方が一子相伝の君臨スキルを持たないという状況になります。これは、象徴天皇制度の危機になります。ここからは推測になりますが、その場合には敬宮さまが何らかの形で秋篠宮父子を支えるのではないかと思います。表には出ない形で、嫌な役回りも含めて秋篠宮父子が君臨スキルの「奥義」を理解されるまで、恐らくは自己犠牲の領域に踏み込んででも責任を全うしようとされるのではないかと思います。

仮に、30年あるいは50年先になって、例えば即位した悠仁さまに男子が誕生せず、本当に伏見宮系の男系養子のお子さんが皇位継承順位に上がってきたとしたとします。その場合は、その方が確かな君臨スキルを獲得するような育ち方をするかは、国民から厳しい目で見られると思います。そうした際には、もしかしたら臣籍降下されているかもしれませんが、敬宮さまなり、あるいは君臨スキルを習得され即位されているであろう悠仁親王が、そのご養子のお子さまを訓育することになります。

重たい責任ではありますが、お二人はその責任を全うしようとされるでしょう。ですが、それだけでは全く不十分です。国民の目は厳しく、令和初期に秋篠宮家に向けられた数倍の厳しさで、このご養子のお子さんの成長を監視するに違いありません。そうした場合に、その存在を守りきり、一子相伝の象徴天皇の奥義を伝え切るようにするには、宮内庁には計り知れない努力をもって、この方を守っていく責任が生じます。

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