【糖質制限】肥満、糖尿病、鬱、認知症…パン食が原因か?

桐山秀樹© IGORS PETROVS - Fotolia.com
 

キャプテン桐山の糖質制限ゆるゆる日記

『桐山秀樹の『週刊・おやじダイエット部通信』』第4号より一部抜粋

デイビット・パールマター、クリスティン・ロバーグ著、白澤卓二訳の『「いつものパン」があなたを殺す』(三笠書房)を購入し、読みました。肥満、糖尿病、アルツハイマー病、鬱など心の病気の原因が、品種改良された小麦などの穀物を原料として作ったパンにあるという内容です。その結果、脳は「炭水化物」でダメージを受けており、糖質制限を実践することで、将来の認知症をも防げると主張しています。糖質制限理論からすれば、全く当然のことです。

アルツハイマー病などの認知症の原因が、糖尿病にあることはよく知られていますが、糖質制限することで、この両方の病気から逃れることが出来ます。話題のココナッツオイルにしても、我が家では既に3年前から買って卓上に置き、ヨーグルトと共に食べたり、コーヒーに入れて飲んだりしています。

糖質制限を実践すると、人はブドウ糖から採るエネルギーの代わりに、身体に蓄積された脂肪から、ケトン体を作りだし、新たなエネルギー源とします。人間にとって最も理想的な姿は、このケトン体エネルギーと従来のブドウ糖エネルギーの二つのシステムを上手く使い分けることにあります。

ところが、ブドウ糖エネルギーシステムの方が効率的なため、つい、ブドウ糖エネルギーシステム一本槍になりがちです。この結果、上昇した血糖値を下げるために、すい臓からインスリンホルモンが常に分泌されている状態になります。インスリンは、別名「成長ホルモン」とも呼ばれ、多く分泌し過ぎると肥満を引き起こし、すい臓を疲れさせる原因にもなります。その結果、以前の私のように糖尿病を発症することになります。

この本は、糖質制限の仕組みを、パンという炭水化物を摂ることの危険に置き換え、あわせて、糖質制限の結果生まれるケトン体が認知症治療にも役立つことをわかりやすく述べたとてもいい本だと思います。

糖質制限を続けながら、ココナッツオイルをコーヒーなどに入れてケトン体を出やすくする中鎖脂肪酸を積極的に摂り、糖尿病の人がなりやすいアルツハイマー病などを予防する。こうした生活習慣に運動、睡眠を加えていく。この3本柱をどう実践していくか。そのハイブリッド生活が重要になるでしょう。

 

『桐山秀樹の『週刊・おやじダイエット部通信』』第4号より一部抜粋

著者/桐山秀樹(ノンフィクション作家、『おやじダイエット部の奇跡』著者)
糖尿病と診断されたことをきっかけに「糖質制限食」を実践、20kg超におよぶ減量と健康体を取り戻す。メルマガには全国の糖質制限の食事処や隠れ家レストラン、カフェ、健康的な焼肉屋、糖質制限仲間のイベントなどなど、糖質制限ファンなら見逃せないレポートが満載!
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