【安けりゃいいの?】売れないサイトに共通する「しくじり」方程式

arka38/Shutterstock
 

価格でつながったお客様は、価格で離れていく

しかし、中にはそうでないショップもあります。

決して「価格」を打ち出してはいません。価格以外のことで、お客様とつながる努力をしています。

例えば、
・手書きの手紙をこまめに出す。
・ブログも毎日書いて読んでもらう。
・ニュースレターを定期的に出す。
・お客様との交流会をひんぱんに行う。
・誕生日のお祝いをする。
・・・といった、あなたもよくご存知のことです。

そのサイトを見てみると、「お客様の声」であふれています。喜びや感謝の声です。まさに信頼されている証拠ではないでしょうか。

これは、価格で勝負をしていないからこそ、出来ることです。価格で勝負をしているショップには、そんな余裕はありません。

以前にも言ったことがあります。

「価格でつながったお客様は、価格で離れていく」

離れさせないためには、さらに価格を安くするしかないのです。ただ「信頼」でつながったお客様は、離れては行きません。このことは、実店舗でも同じですよね。

ネットショップだからといって、特別な手法があるわけではないということです。であれば、実店舗とネットショップの店名を変える必要などありません。

実店舗では、お客様の顔を見ながら、親しくなっていく。そして、ネットショップでは、実店舗で伝えられなかったことを伝える。例えば、「社長や従業員の趣味や特技」お店の創業のドラマ、復活のドラマ」などです。

実店舗とネットショップが補いあってこそ、より成果につながるのではないでしょうか。

新しい競合時代に向かっている今、もういちどネットショップのあり方を考えられてはいかがでしょう。

■今日のツボ■
・ネットショップも新しい時代に入る。
・価格だけで勝負をするネットショップは淘汰される。
・ネットショップと実店舗の相互補完が重要である。

『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』より一部抜粋
著者/梅本泰則
ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
≪最新記事を読む≫

print
いま読まれてます

  • 【安けりゃいいの?】売れないサイトに共通する「しくじり」方程式
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け