近年、毎年のように全国各地を容赦なく襲う豪雨災害。もはやどこに住もうともその被害から逃れられない観すらありますが、備えは万全と言い切れるでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、「暑さ」と「不衛生さ」をキーワードに、夏の防災において備えておくべきものを考察しています。
夏の防災
さて、本日は年々増えつつある夏の災害についてのお話。
夏と言えば、海!花火!スイカ!旅行!甲子園!という定番の風物詩が新型コロナで失われそうな今年の夏。しかも、このところ毎年のように襲ってくるのが
- 豪雨による被害
です。今年の夏は、新型コロナに対する予防だけでなく豪雨などの災害についても考慮した防災を準備しておいた方がよさそうです。
災害には、いろいろな種類がありますので、ご自身のお住まいの地域にどのような災害のリスクがあるのかは、必ずハザードマップなどで確認しておきましょう。今回は、全国で可能性があり、かつ夏ということで豪雨による災害が起きたと仮定します。
夏の豪雨災害で特に問題になるのは
- 不衛生さ
でしょう。豪雨災害では、そこら一面水浸しになってしまうわけです。豪雨によって河川が増水して氾濫し、場合によっては土砂崩れも発生するかもしれません。建物自体に直接被害がなくても、私道部分やフェンス、庭などにゴミや泥が堆積してしまうこともあるでしょう。
また、災害時には、生活インフラがダメージを受けることが多いものです。日常では、使っていることを意識しない水や熱源電気などが一時的でも停まってしまうのです。とりわけ水道は、一度ダメージを受けると復旧までに時間がかかり、日常生活への影響が大きいインフラです。
しかも
- 暑い…
んです。もう、想像するだけで、気が遠くなりそうです。
この状態を念頭に、防災を準備することになるんです。まずなによりも、
- 衛生状態に気をつけること
です。フツーの日常生活では考えられないような不衛生な環境に陥るのです。
生活インフラが停止した場合、汚れているものを洗えなくなる可能性が高いです。手も足も、汚れたらそのままです。汗をかいた下着も顔を拭いたタオルもそのままです。
しかも、ストレスや不十分な食事や睡眠不足で、免疫力も体力も落ちていて、感染症にかかりやすくなっているんです。なるべく汚さないよう、あるいは汚しても水を使わなくてもいいよう工夫する必要があるでしょう。
私は直接被災したことがなく、そのため被災後の生活を想像するしかありません。そんな私が考えるのは
- スリッパ・サンダル
汚れた床やトイレの床などを歩くときに - ピッチリのビニール手袋
汚れたものを直接触らなくてよい - 身体を拭けるウエットティッシュ
アルコールフリーの方が汎用性があるかも
ラップや紙皿・紙コップ、ビニール袋などどこの家庭にも常にあるようなものは、ここには挙げていませんよ。フツーにあるんだから。
何かに触る度に手は汚れていくわけで、これを洗えない以上なんとかして
- 汚れないようにする
しかないんです。難しいですよね。