日本全国津々浦々に存在する、商工会議所やロータリークラブ。一般のサラリーマンには縁遠い団体ですが、企業を経営する立場の人間であるならば加入を考えるべきなのでしょうか。今回のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では人気コンサルの永江さんが、条件付きながらも「入ってみる価値はある」としてその理由を解説。加入することにより得られるメリットを紹介しています。
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経営者なら、地元の名士も多く参加する商工会議所やロータリークラブに入るべきか?
Question
いつもブログそしてメールマガジンをありがとうございます。今回は、商工会議所さらにはロータリークラブ(あるいはライオンズクラブ)の持つ役割につきまして質問いたします。2か月ほど前に地方の建設工事会社の代表へ就任し、日々バタバタしておりますが、社外の方から商工会議所やロータリークラブへ加入した方が良いというようなお話をいくつか頂きました。
私は、本業に専念する必要があると思っており、社内におきましても仕事外の活動へ参加することは望ましくないとの声が多く聞かれております。そこで質問ですが、商工会議所やロータリークラブへ参加することは企業活動にとってプラスな面はありますでしょうか。
いわゆる地元の名士?と言われる方々が参加されていると認識しておりますので勉強させていただく機会はあるかと思いますが、直接本業に係るわけではありませんので、現段階ではお断りしようと考えております。何かご存じなことがございましたらご教示いただけると幸いです。宜しくお願い致します。
永江さんからの回答
お住まいの地域によりますが、商工会議所とロータリークラブはちゃんとした付き合いができるなら入ってみても良いと思います。
青年会議所などは実のある話がないことが多いと聞きますが、商工会議所はやる気がある会議所なら補助金の申請窓口を代行していたりするので実務に関わることもあるでしょう。ロータリークラブも、基本的に経営者・富裕層が集まるので、建設工事会社を経営されているのなら、会員が自宅や事務所を改築する時・別荘を建てる時などに声をかけてもらえる機会があるかもしれません。
どちらも会やクラブの重鎮の人たちに面倒見の良い経営者がいて、ご質問者さんがちゃんとしたお付き合いができる(若手経営者ならば目をかけてもらえるかも大事)という前提ですが、試しに入ってみる価値はあると思います。
会社の事業や経営に実益があるかを是々非々で判断していくと良いでしょうね。経営者は悩みや気苦労が絶えないと思いますので、また気軽にご相談ください。
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