誰がトランプと握手をすればイラン戦争の平和的終結が望めるのか?

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中東情勢が再び緊張を増しています。イランをめぐる国際情勢は日々変化しており、断片的なニュースだけでは全体像を把握するのが難しい状況です。そうした中で注目されるのが、「この戦争がどのような条件で終結するのか」という視点です。メルマガ『在米14年&海外販路コンサルタント・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』の著者・大澤裕さんは今回、戦争が平和的に終わるためにはどのような条件が必要かを探っています。

イラン戦争、平和的終結の条件

イランの情勢、刻刻と変わっています。

今週も個別ニュースではなく私の見方について記しましょう。

イランの指導部には現在、2つの大きな敵がいます。

第一は言うまでもなく米国・イスラエルです。

注目すべきは米国とイスラエルは一枚岩ではないという事です。

イスラエルにとってイランは共存する事ができない国です。

軍事的に完全に叩きのめした上でかつ民主革命が起きることが目的になります。

一方、米国は、イランをそこまで完全に叩く必要がありません。

イランが核開発を諦めて親米政権ができればよいです。

イランの指導部としては、この思惑が違うイスラエルと米国を分断できるか否か、これが軍事面も含めた外交の目標になります。

第二に自国の民主派勢力です。

イラン国内取り締まり機能の低下が明白になれば、民主革命勢力が一機に勢力を伸ばします。

現在の強固姿勢も国内向けのポーズにも見えます。

外に向かってファイティングボーズを取らないと、弱腰にみられて革命がおこるのです。

このイランの指導部が国内支配権を維持できるでしょうか? 

イランの指導部に勝ち目はなさそうです。

しかしそれは米国・イスラエルが勝つ事とイコールではありません。

現イランの指導部が支配権を失ったときに、代わりに国をまとめる指導者が必要になるのです。

そのようなイラン国民の大多数が納得できる指導者がでてくればよいですが…

米国としては、それは現政権側の人でもよいです。しかしイスラエルは、受け入れられません。

イラン国内のイスラム派、民主改革派。そして米国、イスラエル。

その4者が納得できる指導者の出現。

彼とトランプ大統領が握手できる事。それがこの戦争の平和的終結の条件になります。

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大澤 裕この著者の記事一覧

・株式会社ピンポイント・マーケティング・ジャパン 代表取締役社長  ・情報経営イノーベーション専門職大学 客員教授 ・法政大学大学院イノーベーションマネジメント研究科 兼任講師 慶應義塾大学を卒業後、米国バンカーストラスト銀行にて日本企業の海外進出支援業務に従事。カーネギー・メロン大学でMBAを取得後、家業の建築資材会社の販売網を構築するべくアメリカに子会社を設立。2000年、ピンポイント・マーケティング・ジャパンを設立。海外のエージェントとディストリビューターを使った販路網構築・動機づけの専門家として活動を行っている。2015年「中小企業が『海外で製品を売りたい』と思ったら最初に読む本」を、2017年「海外出張/カタログ・ウェブサイト/展示会で 売れる英語」をダイヤモンド社から上梓。

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【著者】 大澤 裕 【月額】 ¥330/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 日曜日

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