「もっと学ばなきゃ」とインプットに励んでいるのに、なぜか結果に結びつかない。そんな経験はありませんか。実は、知識を「入れる」だけでは、技術は身につくようで身につかないものです。大切なのは、入れて、出して、そして尖るという順序。これを間違えると、努力はかえって遠回りになってしまいます。今回のメルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では、著者の坂本りゅういちさんが、武道や茶道で知られる「守破離」を独自の視点で読み解きながら、結果に直結する成長の正しい順番を教えてくれます。
入れる、出す、尖る
『守破離』という言葉があります。
研修などで私もよく使う言葉ではあるのですが、元々は茶道や武道で使われる言葉です。
いろんな捉え方がありますが、一般的には、
「守」…教えや基本の型を守り、身につける段階。
「破」…基本を身につけた上で、新しい知識を入れたり応用をして型を破る段階。
「離」…基本から離れ、独自のスタイルを確立する段階。
というような捉え方をされていますよね。
これってどんなことにも応用が効く考え方だと思うのですが、『守破離』と聞かされてもあまりピンとこない場合もありそうです。
私自身も、これだけの言葉では難しいとは思います。
■「守破離」を私はこう解釈している
個人的な話をすると、私はこの『守破離』に対して「入れる、出す、尖る」という解釈をしています。
「入れる」というのは、知識を入れたり学んだりと自分の中にインプットをする段階です。
「出す」は、そのインプットをしたことを外に出す段階。
つまりアウトプットですね。
そして「尖る」は、アウトプットをしていく中で自分にしかできないことや、自分の興味の矛先を見極めて突き詰めていくという考えです。
あくまで感覚的な話なのですが、この考え方に至ってからは、割とすんなり受け入れることができるようになっています。
■入れるだけでは身につかない
インプットはどのジャンルでも欠かせないことです。
でもインプットだけだと、何かを入れるばかりになって、知識や技術は身につくようで意外とそうでもありません。
ただ入れているだけなので、使い方がよくわからないのです。
だから出す作業が必要だと感じています。
それはメールマガジンもそうですが、現場で実際に活用していきながら精度を上げていくことも含みます。
そうして外に出す作業をすると、インプットをしたものが自分の身になっていきます。
そうしていくうちに、次第に他の人とは少し違うやり方や考え方が自分の中にも芽生えてきます。
それを研ぎ澄ましていくと、必然的に尖る作業に入っていき、オリジナリティが出てくるものではないでしょうか。
■土台なしで尖ると薄っぺらい
販売業に関して言えば、(販売だけでもないのですが)この段階を踏まえないで尖ろうとする人もいます。
例えば、SNSでフォロワーを増やして売ろうという時に、とにかくフォロワーを増やすことに執着するのもそうです。
でもこれって、入れる段階も出す段階も踏まえずにただただ尖ろうとしているので、オリジナリティというよりも単に突飛なだけだったり、土台が無い分薄っぺらいことが多いように感じるんです。
だから、たいして支持もされず、それに焦ってまたさらに変な方に尖ろうとしてややこしくなる。
それでは結果もついてきません。
何事も基本が大事だと当たり前のことを言いたいわけでは決して無いのですが、順序を間違えると往々にして結果は遠ざかるものではないかと。
今やるべきことは何なのかを冷静に見極めておかないと、むしろ遠回りになるものだと感じるんですよね。
今日の質問&トレーニングです。
1)今の自分の求めている目標や理想に対して、「入れる」と「出す」と「尖る」の段階があるとしたら、それぞれどんなことが当てはまりますか?
2)現状は、どの段階をきちんと踏まえるべきだと思いますか?
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