探偵という仕事には、どうしても「怪しい」というイメージがつきまといます。張り込みをし、特殊な機材を使い、誰かの行動を追う――事情を知らない人からすれば、何をしているのか分かりにくい仕事だからです。今回のメルマガ『探偵の視点』では、著者で現役探偵の後藤啓佑さんが、依頼者のために証拠を集めているはずの探偵が、反社会的な人たちや一部の迷惑な「変態」のおかげで、思わぬ苦労を強いられている現場の実情を紹介します。
反社と変態に翻弄される探偵
僕たちは調査をしていく中で、様々な機材を使います。
代表的なもので言えば、昔は無線機だったり、GPSだったり。
時代とともに使う機材も変わってきました。
そして最近、特に張り込みの現場では、音を拾ったり、映像を拾ったりと、様々な機材を使いながら調査を進めることがあります。
もちろん、僕たちが行っているのはクライアントとの契約に基づいた調査です。
そして調査をする際には、対象者も含め、周囲の人たちの平穏な生活を害することがないように配慮しなければなりません。
これは探偵業法でも定められていることで、僕たち探偵が守らなければならない大切なルールの一つです。
つまり、どれだけ便利な機材や調査のスキルを持っていたとしても、それを好き勝手に使っていいわけではありません。
ところが最近、僕たち探偵が少し困っていることがあります。
いわゆる「半グレ」と呼ばれる人たちだったり、一部の変態だったりが、音声や映像を収集する機材を犯罪目的で使うケースが目立ちます。。。
そうすると何が起こるか。
当然、そういった機材による被害者が増えますし、それに伴って警察の対応や取り締まりも厳しくなります。
これは当然のこと。
ただ、その影響は僕たちのような探偵にもやってきます。
僕たちは、本当に必要な場面以外ではそういった機材を使いません。
それでも、張り込みをしているだけで、
「何か変なことをしているんじゃないか?」
「盗撮か?」
「犯罪者じゃないか?」
と疑われ、声をかけられることが以前より増えてきました。
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