旅館の仲居さんには「心付け」をいくら渡せばいいのか?

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旅館に宿泊する際に仲居さんに包む心付け、いわゆるチップですが、どれくらい渡せばいいのでしょうか。え?そもそも渡さないといけないの? という知らなかった方も、『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』に、旅行のプロ・飯塚さんが包む金額や渡すタイミングなどなど、お役立ち情報が記されていますよ。

「心付け」はいくらがいい?

これ、けっこう悩ましい問題らしい。編集部に在籍していたころは、まだバブルがはじけるくらいの頃だったのでこういう質問の電話をよく受けたものだった。

最近は「500円でも安く」泊まりたい人ばかりなので、心付けを渡すという習慣そのものがなくなっているかもしれないな、と思っていたが、案外、きちんとした人はいるもので、このような質問があったのである。

とはいえ、今の若い人なんかは「心付け」の意味さえ知らないかもしれない。これは、要するに「チップ」のことである。旅館に泊まった時、部屋係の仲居さんに差し上げるものである。

バブルの頃、かの稲取銀水荘で板場の小僧の修行をしていたという、我が家の近くの居酒屋「あいおい」のマスターの話では、特別室の客から、「板場の人でわけて」ともらったお金に「帯封」がついていたと聞いた。チップが100万円とは、バブルとは恐ろしいものだったのだなぁ。

まあ、こんな大金を渡す人はまれだろうけども、いまでも心付けを渡す人がいて、その金額はいくらが妥当なのか悩んでいる人も多いのだろう。

最初に結論から言ってしまうと「心付けは渡す必要がない」のである。

日本の旅館の場合、別途明記してない限り、サービス料込みの宿泊料金だ。だから、サービスしてくれる係の人にお金を渡さなくてもいいのである。

ただ、僕個人のことで言うと、いまだにプライベートでかみさんと温泉宿に泊まるときには、客室係の仲居さんに心付けを差し上げている。

ちなみに、仕事で泊まる場合はあげたことはない。当然だ。

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