4月7日は天文観測のチャンス。夜空を見上げて「春」を見つけよう

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桜が咲き鳥たちもさえずり、まさに春爛漫といった風情ですが、満天の星空もすっかり春の装いとなっているのにお気づきでしょうか。無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では、そんな星たちを気軽に楽しむ方法が紹介されています。特に4月7日は新月、星空観察にはもってこいとのことですよ。

春の星空を楽しんでみよう

新月が4月7日なので、星空を眺めるのにはちょうどいいタイミングです。まずは都会でも見つけやすい惑星からご紹介しておきましょう。

太陽系の惑星の王者木星は南の空に明るく輝いています。全天をぐるっと見回しても、木星ほどに明るい星はないので、すぐにわかると思います。

もし双眼鏡をお持ちなら木星を見てみてください。小型すぎると難しいのですが、7倍50mmクラスの双眼鏡なら四大衛星が見えるかもしれません(衛星の位置によって全部見えるとは限りません)。

真夜中に南東の空に見えて来るのが火星と土星です。火星は赤く輝いています。今の火星はさそり座からへびつかい座にあるので、さそりの心臓「アンタレス」と近くで見比べることができます。

アンタレス」は「アンチ・アーレス」で、「火星に敵対するもの」という意味です。そう、アンタレスも赤く輝く星で、「火星といい勝負」と言われてきたわけです。ぜひ見比べてください。みなさんはどちらに軍配を上げますか?

土星は火星に比べるとやや暗く見えますが、それでも0.2等ほどの明るさなので,、これもすぐにわかるでしょう。もし望遠鏡で見る機会があれば、ぜひ覗いてみてください。輪がある姿を初めて生で見たときの感動は一生忘れられません。

木星が輝いているあたりが春の代表的な星座、「しし座」です。「?」の記号を裏返ししたような形を探してみましょう。それが頭から前足にかけてです。それが見つかれば、胴体も比較的すぐに結べるかと思います。

胴体の最後、お尻にあるのがデネボラという2等星です。これと乙女座のスピカ、牛飼座のアークトゥルスを結んでできるのが「春の大3角」です。

あと、忘れてならないのは北斗七星です。北の方に向かって高く見上げたところに、柄杓が上むきになっているのが見えるかと思います。

とても大きな柄杓です。これが北斗七星。おおぐま座の背中から尻尾にかけての部分でもあります。尻尾をずっと伸ばしていくと曲線状に先ほどのアークトゥルスやスピカが結べます。これが「春の大曲線」。

こういった星々を眺めていると、冬が過ぎ、春になったんだな…と感じます。

image by: Shutterstock

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