定期預金よりお得な「確定拠出年金」、元国税調査官が理由を教えます

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前回好評をいただいた「知らない人は大損。誰も教えない『確定拠出年金』を知っていますか?」の記事に続き、今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』では、「確定拠出年金」がどれだけお得なのか、実際に「定期預金」と比較しながら徹底検証いたします。

確定拠出年金は絶対にお得!

前号に続いて、確定拠出年金のことをお話ししたいと思います。

前号では、確定拠出年金は非常に得です、ということをご紹介しました。

が、「確定拠出年金が節税になる」と言われても、一般の方には、今一つピンときませんよね?

なので、今号では、確定拠出年金がどのくらい得になるのか、具体的に他の金融商品と比べてみたいと思います。

お金を貯める際に、一番、手っ取り早く、安全な金融商品となると定期預金ですよね?元本割れする心配もほとんどないし、普通の預金よりは利子が高くなっています。

だから、とりあえず貯金するときには定期預金にしている人も多いのではないでしょうか?

この定期預金と、確定拠出年金を比べてみたいと思います。

あまり気づいていないかもしれませんが、この定期預金には二度税金がかかっています

一度目は、定期預金の資金を得る際です。

定期預金にするためのお金というのは、給料などの収入から調達したものですよね?サラリーマンならば、給料をもらって、生活費などを差し引いた余剰分を定期預金に充てますよね?

この給料には、所得税、住民税がかかっています。だから、定期預金に預けるお金というのは、所得税、住民税が払った後の残額であり、つまりは課税後のお金ということなのです。

しかし確定拠出年金というのは、所得税住民税がかかりません。だから、この時点で、所得税、住民税分を得していることになります。平均的サラリーマンで、15%程度です。

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