そして、定期預金にはさらにもう一回税金がかかります。
それは、利子に対してです。
昨今の低金利時代では、定期預金などの利子は微々たるものです。が、それでも利子自体はあります。この少ない少ない利子に対して、20%もの税金が課せられるのです。それを考えれば利子などはないも同然ですよね?
この二つの税金分を考えれば、定期預金と確定拠出年金は、平均的なサラリーマンでも15%~20%くらいの違いがあるといえます。
つまり、同じような負担であっても、定期預金ならば、月8千円しか貯まらないのに、確定拠出年金ならば、月1万円貯まるということなのです。
これが何十年も積み重なれば、相当な差となるはずです。
ただし、確定拠出年金は、定期預金のようにいざというときに解約したり、数年間で満期になったりはしません。「貯蓄商品としての自由度」は低いのです。
しかし、老後資金の蓄積ということを考えれば、確定拠出年金に圧倒的に分があるわけです。